佐藤 暢治Nobuharu SATO

Last Updated :2024/04/03

所属・職名
大学院人間社会科学研究科 教授
メールアドレス
nsatohiroshima-u.ac.jp

基本情報

主な職歴

  • 2004年06月06日, 中国首都師範大学, 客員教授
  • 2007年04月01日, 2012年03月31日, 広島大学, 北京研究センター, 准教授
  • 2014年04月01日, 2019年03月31日, 北京研究センター, センター長
  • 2012年04月01日, 2017年03月31日, 北京研究センター, 教授
  • 2012年10月01日, 広島大学中国学プロジェクト研究センター, センター長
  • 2019年04月01日, 2022年03月31日, モンゴル研究センター, センター長

学位

  • 博士(文学) (広島大学)
  • 文学修士 (大阪外国語大学)

研究分野

  • 人文学 / 言語学 / 言語学

研究キーワード

  • 言語学
  • モンゴル系諸言語
  • 保安語
  • 危機言語

所属学会

  • 日本言語学会
  • 日本モンゴル学会

教育活動

授業担当

  1. 2024年, 学部専門, 1ターム, 研究指導IIB
  2. 2024年, 修士課程・博士課程前期, セメスター(後期), 日中対照表現論
  3. 2024年, 修士課程・博士課程前期, 2ターム, 民族言語教育論
  4. 2024年, 修士課程・博士課程前期, 年度, 特別研究(2024年10月博士課程前期入学生用)
  5. 2024年, 博士課程・博士課程後期, 年度, 特別研究(2024年10月博士課程後期入学生用)

研究活動

学術論文(★は代表的な論文)

  1. 保安語積石山方言における事態の捉え方, Mongolian Studies, 4巻, pp. 28-43, 20230331
  2. モンゴル語孤立小方言の長母音について-Shera Y(]E88D8[)gur-, モンゴル研究, 18巻, pp. 78-93, 19880401
  3. 東郷語における複数接尾辞-slaと-laの使い分けと名詞分類の問題点, 日本モンゴル学会1992年度秋季大会口頭発表, 19920401
  4. 保安族と言語, 朔風, 3巻, pp. 114-122, 19890401
  5. 国際共同研究『韓国済州島社会における日本語の位置-現在,そして未来』(済州プロジェクト)について, ニダバ, 28巻, pp. 169-177, 19990401
  6. 保安語の変容と社会変化-問題点と今後の展望-, 東アジア言語研究, 4巻, pp. 61-70, 20000501
  7. 保安族のエスニック・アイデンティティ-洪水神話≪神馬≫からの考察-, 広島大学教育学部紀要Ⅰ, 49巻, pp. 389-395, 20001001
  8. 保安語同仁方言における自動詞主語の格標示, 東アジア言語研究, 1巻, pp. 18-27, 19970301
  9. モンゴル語の移動動詞-経路とその格標示-, ニダバ, 26巻, pp. 59-68, 19970101
  10. 東郷語における語頭両唇閉鎖音の発展年代について, ニダバ, 24巻, pp. 115-122, 19950101
  11. 保安語同仁方言における格標示の問題点, 『吉川守先生御退官記念言語学論文集』渓水社, pp. 115-125, 19950101
  12. 東郷語における漢語動詞の借用方法の変遷について, 大阪外国語大学修士会, 15巻, pp. 23-29, 19930301
  13. 東郷語における指小接尾辞-uについて, 日本モンゴル学会紀要, 22/23巻, pp. 98-103, 19930301
  14. 年都乎保安語における若干の特徴, 東アジア言語研究, 5巻, pp. 43-50, 20010501
  15. 東部裕固語における1人称複数代名詞について, 東アジア言語研究, 3巻, pp. 16-23, 19990501
  16. 保安語同仁方言における複数標示の問題点, 東アジア言語研究, 2巻, pp. 34-43, 19980301
  17. チベット語アムド方言来源の借用語からみた保安族におけるチベット族との民族接触, ニダバ, 25巻, pp. 28-37, 19960101
  18. 中国甘粛・青海省のモンゴル系諸言語における語頭閉鎖音の軟音化と硬音化について, 日本モンゴル学会紀要, 22/23巻, pp. 14-28, 19920301
  19. 東郷語における家畜用語について, 日本モンゴル学会紀要, 20巻, pp. 17-26, 19890301
  20. 保安語積石山方言の下位方言と帰属意識 -話者の視点からの考察-, 東アジア言語研究, 6巻, pp. 19-30, 20030601
  21. 保安族の老爺から採集した話 -現代化したトリガガ-, 中国民話の会, 67巻, pp. 12-17, 20030401
  22. モンゴルシャタルの歴史 -言語からのアプローチ-, 『古浦敏生先生御退官記念言語学論文集』渓水社, 20020301
  23. 韓国語済州方言におけるモンゴル語からの借用語に関する研究, 平成9年度(財)広島大学後援会研究等助成金(サタケ研究助成金)報告論文, 19980201
  24. 広島大学留学生センター『日本語初級読本』のモンゴル語訳について, 広島大学教育学部紀要, 47巻, pp. 295-301, 19991001
  25. モンゴル人留学生と広島の人々との異文化間交流における問題点, 広島大学教育学部紀要, 44巻, pp. 261-266, 19961001
  26. 保安族を訪ねて 第1回 「保安族とよばれる人々」, アジア遊学, 59巻, pp. 132-141, 20040101
  27. 保安族を訪ねて 第2回 「保安族の村「保安三庄」」, アジア遊学, 60巻, pp. 117-124, 20040201
  28. 保安族を訪ねて 第3回 「変わりゆく保安語」, アジア遊学, 62巻, pp. 194-201, 20040401
  29. 保安族を訪ねて 第4回 「保安族の誇り 保安腰刀」, アジア遊学, 63巻, pp. 111-164, 20040501
  30. 保安族を訪ねて 第5回 「保安族の民話「トリガガ」」, アジア遊学, 64巻, pp. 180-187, 20040601
  31. 保安族を訪ねて 第6回 「民族文化の再構築」, アジア遊学, 65巻, pp. 175-181, 20040701
  32. 保安族を訪ねて 第7回 老爺が語る保安族のいまとむかし, アジア遊学, 66巻, pp. 152-159, 20040801
  33. 保安族を訪ねて 第8回 保安族と近隣の諸民族, アジア遊学, 67巻, pp. 156-164, 20040901
  34. 大●保安話語材料-変化後的 "toligaga" (●は土偏に敦), 北京學刊, 1巻, pp. 177-185, 20040801
  35. 大●村でのエピソード(●は土偏に敦), 東アジア言語研究, 8巻, pp. 37-46, 20050801
  36. 保安族の昔話「トリガガ」について -平成十六(二〇〇四)年の調査から-, 中国民話の会通信, 75巻, pp. 2-7, 20051001
  37. 日本語の誤用にかかわる二、三の事例, 北研学刊, 9号, pp. 158-160, 2013
  38. 日本語母語話者の幼児・児童は日本語の複合動詞とどのように接 しているのか, 日語教学与研究, 3巻, pp. 55-59, 2011
  39. 保安族の民話「大工と彼の妻」とその類話   , 語言文化比較研究, 2号, pp. 58-67, 2014
  40. 关于保安语积石山方言中的程度副词moghle和ge, 西北民族研究, 4巻, pp. 188-191, 2010
  41. 保安語における1人称代名詞複数の包括形と除外形の区別, 東アジア言語研究, 12号, pp. 46-55, 2009
  42. 保安語積石山方言における指示詞の現場指示用法, 東アジア言語研究, 11号, pp. 1-11, 2008
  43. 大墩保安語の数詞「一」に由来するge, 国際協力研究誌, 14巻, 1号, pp. 27-44, 2007
  44. 甘河滩保安话的亲属称谓, 北研學刊, 3巻, 86号, pp. 88-2008
  45. 我对保安语的研究, 马少青主编 保安族研究文集 甘粛人民出版社, pp. 324-329, 2006
  46. アムドチベット語瑪沁方言の民話テキスト-聡明な兎-, 東アジア言語研究, 9号, pp. 24-33, 2006
  47. 保安語積石山方言における接語のmu, 東アジア言語研究, 14号, pp. 1-13, 2014
  48. 書評 ニコラス・エヴァンズ『危機言語  ―言語の消滅でわれわれは何を失うのか』(京都大学学術出版会), 週刊読書人, 20130524
  49. 保安語積石山方言における一人称複数代名詞の包括形と除外形, 広島大学中国学プロジェクト研究センター紀要, 1号, pp. 9-27, 2016
  50. 保安語積石山方言の三人称代名詞, Mongolian Studies, 1号, pp. 1-10, 202003
  51. 保安積石山方言の感謝を表す定型表現 jiolghejiについて, Mongolian Studies, 2号, pp. 24-30, 202103
  52. モンゴル語の「産む」を表す動詞төр-と төрүүл- -人に関する表現-, MONGOLIAN STUDIES, 3巻, pp. 1-15, 2022

著書等出版物

  1. 2019年03月, 保安語積石山方言語彙集, 事典・辞書, 単著
  2. 2019年03月, 保安語民話資料, その他, 単著
  3. 2016年04月, 保安語漢語詞典, 民族出版社, 2016年, 単行本(学術書), 共著, 中国語, 9787105142965
  4. 2015年, 保安語漢語辞典 国際音声字母版, 広島大学中国学プロジェクトセンター, 単行本(学術書), 共著, Chinese
  5. 2015年, 保安族の民族文化 保安腰刀, 広島大学中国学プロジェクトセンター, 単行本(学術書), 単著
  6. 2011年, 保安語積石山方言のテキスト, 白帝社, 単行本(学術書), 単著, 978-4863980570
  7. 1999年03月, 保安族の民話 , 翻訳, 東アジア言語研究会, 1999年, 03, 単行本(学術書), 単著, 佐藤 暢治 , 81
  8. 1996年02月, 資料保安語大河家方言におけるチベット語アムドからの借用語 , 広島大学, 1996年, 02, 単著, 佐藤 暢治 , 58
  9. 2019年06月, 日本とモンゴルの架け橋 2019第1回日本語スピーチコンテスト, その他, 共編著

招待講演、口頭・ポスター発表等

  1. 方言差が表す歴史・社会的意味, 22023 年多领域语言学国际学术研讨会, 2023年06月17日, 招待, 日本語, 浙江外国語学院
  2. 保安語積石山方言における事態の捉え方, AA研共同利用・共同研究課題 モンゴル諸語における言語変容―外的要因と内的要因―, 2020年02月, 通常, 日本語
  3. 保安語積石山方言の「生まれる」と「産む」を表す表現, 日本言語学会159回大会, 2019年11月, 通常, 日本語
  4. 保安語積石山方言の三人称代名詞, 日本言語学会第155回大会, 2017年11月25日, 通常, 日本語
  5. 保安語積石山方言の話し手は文が表す事態をどのように捉えているのか, 佐藤暢治, 日本言語学会第153回大会, 2016年12月03日, 通常, 日本語, 発表資料
  6. 保安語の記述をめぐる諸問題―積石山方言を中心に, 佐藤暢治, AA研共同利用・共同研究課題 公刊資料に基づく中国・河西回廊地域モンゴル諸語の研究, 2016年08月06日, 通常, 日本語, AA研共同利用・共同研究課題 公刊資料に基づく中国・河西回廊地域モンゴル諸語の研究, 東京外国語大学 アジアアフリカ言語文化研究所
  7. 保安語積石山方言における一人称複数代名詞の包括形と除外形-その 区別と逆転-, 日本言語学会第147回大会, 2013年11月23日, 通常, 日本語
  8. 保安語積石山方言における存在の助動詞vi/vaについて, 日本言語学会第137回大会, 2008年11月29日, 通常, 日本語

外部資金

競争的資金等の採択状況

  1. 科学研究費助成事業(基盤研究(C)), 中国甘粛・青海省におけるモンゴル系の危機言語、河湟語の調査研究, 2016年, 2018年
  2. 科学研究費助成事業(基盤研究(C)), モンゴル系の危機言語、保安語積石山方言にかんする調査研究, 2012年, 2014年
  3. 科学研究費助成事業(基盤研究(C)), 説話の超域文化性に関する基礎的研究, 2011年, 2013年
  4. 科学研究費助成事業(基盤研究(C)), 中国保安族の消滅の危機に瀕した言語、保安語積石山方言にかんする調査研究, 2006年, 2008年
  5. 科学研究費助成事業(奨励研究(A)), 危機に瀕した言語「保安語」における調査研究, 2000年, 2001年
  6. 科学研究費助成事業(奨励研究(A)), モンゴル系言語保安語におけるチベット化とその過程に関する研究, 1995年, 1995年