辻 学MANABU Tsuji

Last Updated :2024/11/05

所属・職名
大学院人間社会科学研究科 教授
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メールアドレス
tsujimhiroshima-u.ac.jp
自己紹介
新約聖書学専攻。 新約聖書の中でもとくに偽名書簡(パウロやペトロなどの名前を用いた偽作の手紙)を研究対象としています。

基本情報

主な職歴

  • 2001年04月01日, 2007年03月31日, 関西学院大学, 商学部, 助教授・宗教主事
  • 1997年04月01日, 2001年03月31日, 関西学院大学, 商学部, 専任講師・宗教主事
  • 2007年04月01日, 2020年03月31日, 広島大学, 大学院総合科学研究科, 教授
  • 2020年04月01日, 広島大学, 大学院人間社会科学研究科, 教授

学歴

  • ベルン大学, 神学研究科, スイス, 1991年10月, 1995年09月
  • 関西学院大学, 神学研究科, 聖書神学, 日本, 1989年04月, 1993年03月
  • 関西学院大学, 神学部, 日本, 1983年04月, 1987年03月

学位

  • 神学博士 (ベルン大学)
  • 神学修士 (関西学院大学)

教育担当

  • 【学士課程】 総合科学部 : 総合科学科 : 総合科学プログラム
  • 【博士課程前期】 人間社会科学研究科 : 人文社会科学専攻 : 人間総合科学プログラム
  • 【博士課程後期】 人間社会科学研究科 : 人文社会科学専攻 : 人間総合科学プログラム

担当主専攻プログラム

  • 総合科学プログラム

研究分野

  • 人文学 / 文学 / ヨーロッパ文学

研究キーワード

  • 公同書簡
  • パウロ
  • 牧会書簡
  • 偽名文書
  • 初期キリスト教
  • 新約聖書

所属学会

  • 国際新約聖書学会, 2003年08月
  • 日本基督教学会, 1995年09月
  • 日本新約学会, 1995年09月
  • 日本聖書学研究所, 2007年04月
  • 米国聖書文学学会, 1990年01月
  • 西日本新約聖書学会, 1989年01月

教育活動

授業担当

  1. 2024年, 教養教育, 3ターム, ベーシック・ドイツ語III
  2. 2024年, 教養教育, 4ターム, ベーシック・ドイツ語IV
  3. 2024年, 教養教育, 3ターム, キリスト教学B[旧パッケージ]
  4. 2024年, 学部専門, セメスター(後期), 聖書学
  5. 2024年, 修士課程・博士課程前期, 4ターム, 宗教聖典論
  6. 2024年, 修士課程・博士課程前期, 年度, 特別研究(2024年4月博士課程前期入学生用)

研究活動

学術論文(★は代表的な論文)

  1. 1 Peter as a Pseudonymous Letter: On its Historical Background, W. Loader et al. (eds.), Matthew, Paul, and Others: Asian Perspectives on New Testament Themes (Innsbruck University Press), pp. 207-230, 20191025
  2. 死者への宣教(一ペト3:19; 4:6)をめぐって, New 聖書翻訳, 9巻, pp. 31-48, 20240329
  3. From the Baptism of John to the Baptism in the Name of Jesus Christ (Acts 18:24-19:7): Unification of Baptism in Earliest Christianity, Annual of Japanese Biblical Institute, 46巻, pp. 39-54, 20210801
  4. 公開シンポジウム「「聖人」のことば―先入観を超えて―」, 盛岡大学比較文化研究, 31巻, pp. 73-122, 202103
  5. 新約釈義・第二テモテ(1)-(12), 福音と世界, 75巻, 4号, 20200401
  6. 新約釈義・テトス(1)-(12), 福音と世界, 74-75巻, 74/4-75/3号, 20190401
  7. 新約釈義・第一テモテ(26)-(37), 福音と世界
  8. 新約釈義・第一テモテ書(14)-(25), 福音と世界, 72-73巻, 72/4-73/3号, 2017
  9. 院長に求められるもの——院長職の過去・現在・未来——, 関西学院史紀要, 22巻, pp. 7-38, 20160315
  10. キリスト教と文化は衝突したか——RCCの歩みを振り返って——, 関西学院大学キリスト教と文化研究, 17巻, pp. 39-60, 20160331
  11. 新約釈義 第一テモテ書(1), 福音と世界, 71巻, 3号, pp. 79-73, 20160301
  12. 葛藤する規範——「教典」としての新約聖書——, 21世紀のキリスト教と聖書:日本基督教学会北海道支部公開シンポジウム記録, 4号, pp. 43-62, 20160625
  13. 聖書の中の身体表現, 礼拝と音楽, 169巻, 171号, pp. 4-8, 201605
  14. 書評:Heinz-Werner Neudorfer, Der Brief des Paulus an Titus, Review of Biblical Literature (http://www.bookreviews.org/pdf/9454_10457.pdf), Review of Biblical Literature, 9巻, 2015号, 20150917
  15. ★, Persoenliche Korrespondenz des Paulus: Zur Strategie der Pastoralbriefe als Pseudepigraphie., New Testament Studies, 56巻, 2号, pp. 253-272, 20100401
  16. 第二パウロと真正パウロ――新共同訳における対応箇所の翻訳問題――, 神学研究, 61巻, pp. 65-77, 20140320
  17. ヤコブ書におけるイエス伝承の機能, 『聖書的宗教とその周辺』(聖書学論集46), 46巻, pp. 531-549, 20141020
  18. Replacement or Supplement? On the Purpose of II Thessalonians., Annual of Japanese Biblical Institute, 40巻, pp. 49-64, 20150301
  19. パウロなき後のキリスト教:第二パウロ書簡の謎 (10), 福音と世界, 20130101
  20. パウロなき後のキリスト教:第二パウロ書簡の謎 (11), 福音と世界, 20130201
  21. パウロなき後のキリスト教:第二パウロ書簡の謎 (12), 福音と世界, 20130301
  22. II Timothy 1:6: Laying on of Hands by Paul for Ordination?, Annual of Japanese Biblical Institute, 39巻, pp. 65-76, 20140301
  23. パウロなき後のキリスト教:第二パウロ書簡の謎 (1), 福音と世界, 67巻, 4号, 20120401
  24. パウロなき後のキリスト教:第二パウロ書簡の謎 (2), 福音と世界, 20120501
  25. パウロなき後のキリスト教:第二パウロ書簡の謎 (3), 福音と世界, 20120601
  26. パウロなき後のキリスト教:第二パウロ書簡の謎 (4), 福音と世界, 20120701
  27. パウロなき後のキリスト教:第二パウロ書簡の謎 (5), 福音と世界, 20120801
  28. パウロなき後のキリスト教:第二パウロ書簡の謎 (6), 福音と世界, 20120901
  29. パウロなき後のキリスト教:第二パウロ書簡の謎 (7), 福音と世界, 20121001
  30. パウロなき後のキリスト教:第二パウロ書簡の謎 (8), 福音と世界, 20121101
  31. パウロなき後のキリスト教:第二パウロ書簡の謎 (9), 福音と世界, 20121201
  32. Ⅰテモテ2,1-3/テトス3,1-2の間テクスト性, 人間文化研究, 3巻, pp. 36-48, 20110301
  33. パウロの個人宛書簡――偽名文書としての牧会書簡の戦略――, 聖書学論集, 43巻, pp. 71-96, 20110401
  34. Beyond the Original Context: Reception of the Pauline Letters in the First Century., Scrinium, 6巻, pp. 5-21, 20101001
  35. 元の文脈を超えて――紀元一世紀におけるパウロ書簡の受容史, ペディラヴィウム, 65巻, pp. 38-56, 20101001
  36. 「子を産むことによって救われる――Ⅰテモテ2:15の文脈と背景――」, 日本聖書学研究所編『経験としての聖書:大貫隆教授献呈論文集』(聖書学論集41), pp. 463-479, 20090301
  37. 「『神が創ったものは全て良い』(Ⅰテモテ4:4)――牧会書簡における世界肯定の論理」, 『世界肯定の論理と技法――臨床哲学と比較思想との統合的国際的研究』(平成16年度~平成19年度科学研究費補助金 基礎研究(B)研究成果報告書、研究代表者:古東哲明、16320006), pp. 23-36, 20080301
  38. ★, "Die Intertextualitat von 1Tim 2,1-3/Tit 3,1-2", P. Lampe/ M. Mayordomo/ M. Sato (Hg.), Neutestamentliche Exegese im Dialog: Hermeneutik - Wirkungsgeschichte - Matthausevangelium. Festschrift zum 70. Geburtstag von Ulrich Luz, Neukirchen-Vluyn: Neukirchener, pp. 99-110, 20080401
  39. 「ユダ・第二ペトロ書の翻訳について――新共同訳を中心に――」, 『聖書翻訳研究』, 31号, pp. 51-63, 20080401
  40. 「聖霊の導き――新約聖書における按手の意味」, 辻 学・嶺重淑・大宮有博編著『キリスト教の教師:聖書と現場から 山内一郎先生献呈論文集』、新教出版社, pp. 126-143, 20081114
  41. 「書評 川村輝典『新約聖書神学の歴史と課題』(一麦出版社、2007年)」, 日本の神学, 47号, pp. 149-154, 20080901
  42. 「書評 青野太潮『「十字架の神学」の展開』(新教出版社、2006年)」, 新約学研究, 34号, pp. 64-68, 20080901
  43. ★, Der zweite Timotheus als letzter Gefangenschaftsbrief, Kwansei Gakuin University Humanities Review, 11巻, pp. 1-11, 20070228
  44. 21世紀の Mastery for Service, 関西学院大学キリスト教と文化研究, 8巻, pp. 103-111, 20070331
  45. 校訓 "Mastery for Service" とベーツ文書, 関西学院史紀要, 12巻, pp. 7-12, 20060326
  46. 聖書――歴史的・批判的解釈の限界と可能性, 関西学院大学キリスト教と文化研究, 7巻, pp. 45-57, 20060326
  47. ★, 第二ペトロ書の偽作意図とストラテジー, 新約学研究, 34巻, pp. 19-31, 20060815
  48. 史実と解釈――「テロリスト・イエス」(マルコ11:15-19並行)の伝承史, 関西学院大学キリスト教と文化研究, 5巻, pp. 17-35, 20050329
  49. 長老団の按手(Iテモテ4:14)とパウロの按手(IIテモテ1:6), 神学研究, 51巻, pp. 63-75, 20040331
  50. 新約釈義 第一テモテ書 (2)~(13), 福音と世界, 71/4-72/3巻, 2016
  51. 新約釈義・第二テモテ(13)-(21), 福音と世界, 76巻, 4号, 20210401

著書等出版物

  1. 2023年09月30日, 牧会書簡(現代新約注解全書), 牧会書簡(現代新約注解全書), 新約聖書、牧会書簡、パウロ, 新教出版社, 2023年, 09, 単行本(学術書), 単著, 日本語, 辻 学, 978-4-400-11171-9, 759, 1-759
  2. 2022年09月16日, M. ディベリウス『福音書の様式史』, M. ディベリウス『福音書の様式史』, 新約聖書、福音書、伝承、様式史, 日本キリスト教団出版局, 2022年, 09, 単行本(学術書), 共訳, 日本語, M. ディベリウス(原著者)、辻 学(監訳)、加山宏路、加山久夫、吉田忍(共訳), 9784818409064, 392, 392, 1-392頁
  3. 1997年04月, Glaube zwischen Vollkommenheit und Verweltlichung: Eine Untersuchung zur literarischen Gestalt und zur inhaltlichen Kohaerenz des Jakobusbriefes (Wissenschaftliche Untersuchungen zum Neuen Testament, 2. Reihe 93) , 新約聖書中の「ヤコブの手紙」について、その文学類型(ディアスポラ書簡)、内容的一貫性およびパウロ的キリスト教との関係について論じている。本書は、1995年夏学期にスイス・ベルン大学プロテスタント神学部に神学博士号請求論文として提出・受理された同名の学位論文を改訂したものである。, J. C. B. Mohr (Paul Siebeck) Tuebingen, 1997年, 04, 単行本(学術書), 単著, 3161466209, 255
  4. 2021年03月25日, ここが変わった!「聖書協会共同訳」新約編, 聖書 翻訳 聖書協会共同訳, 日本キリスト教団出版局, 2021年, 3, 単行本(一般書), 共著, 日本語, 浅野淳博;伊東寿泰;須藤伊知郎;辻 学;中野 実;廣石 望, 9784818410787, 3-5, 10-11, 31-35, 84-90, 106-109, 119-125
  5. 2019年09月13日, イエスから初期キリスト教へ:新約思想とその展開, ルター『九月聖書』の書誌学的考察―第1 刷の本文をめぐって―, マルティン・ルター、九月聖書、本文研究、書誌学, リトン, 2019年, 9, 単行本(学術書), 共著, 日本語, 大貫隆、廣石望、山田耕太、本多峰子、木原桂二、嶺重淑、大宮有博、大澤香、小林昭博、三浦望、原口尚彰、武久盾、大川大地、伊藤明生、古川敬康、焼山満理子、山野貴彦、辻 学, 978-4-86376-075-2, 438, 389-402
  6. 2018年09月10日, 福音とは何か:聖書の福音から福音主義へ, 福音の継承?——第二パウロ書簡における〈福音〉理解, 第二パウロ書簡、福音、継承, 教文館, 2018年, 09, 単行本(学術書), 共著, 日本語, ペーター・ランペ、辻 学、吉田新、川島堅二、阿久戸義愛、藤原佐和子、佐藤司郎、出村彰、佐々木勝彦、鐸木道剛, 459, 69-92
  7. 2017年12月15日, 『霊魂の不滅か死者の復活か:新約聖書の証言から』, 解題, 霊魂、死、復活, 日本キリスト教団出版局, 2017年, 12, 単行本(学術書), その他, 日本語, オスカー・クルマン, 978-4-81814-0990-3, 85, 79-85
  8. 2016年02月22日, 新約聖書解釈の手引き, 新約聖書、釈義、解釈、方法論, 日本キリスト教団出版局, 2016年, 02, 単行本(学術書), 共著, 日本語/Japanese, 浅野淳博 伊東寿泰 須藤伊知郎 辻学 中野実 廣石望 前川裕 村山由美, 9784818409385, 336, 54-78, 320-330
  9. 2016年04月25日, パウロ小書簡の神学(叢書新約聖書神学9), Japanische Uebersetzung von: K. P. Donfried/I. H. Marshall, The Theology of the Shorter Pauline Letters (New Testament Theology; Cambridge University Press, 1993), 新約聖書、パウロ、神学、第一テサロニケ書、第二テサロニケ書、フィリピ書、フィレモン書, 新教出版社, 2016年, 04, 単行本(学術書), 共訳, 日本語, 山内一郎、辻 学, 978-4-400-10463-6, 271, 101-220, 241-260
  10. 2015年10月28日, 共同研究:新約聖書学と現代の宣教 学問と実践の協同を目指して, 日本キリスト教団出版局, 2015年, 10, 単行本(一般書), 共著, Japanese, 中野実、浅野淳博、伊東寿泰、須藤伊知郎、辻 学、廣石望, 86, 36-43
  11. 2014年09月20日, よくわかるクリスマス, 教文館, 2014年, 9, 単行本(一般書), 共著, 日本語, 978-4-7642-7387-0, 224, 1
  12. 2013年06月25日, ガリラヤとエルサレム:復活と顕現の場が示すもの, 福音書、編集史、マルコ, 日本キリスト教団出版局, 2013年, 06, 単行本(学術書), 単訳, Japanese, E. ローマイヤー(原著者)、辻 学(訳者), 978-4-8184-0857-9, 160, 160, 全頁
  13. 2013年08月01日, 偽名書簡の謎を解く : パウロなき後のキリスト教, 偽名文書 パウロ書簡 新約聖書 初期キリスト教, 新教出版, 2013年, 8, 単行本(学術書), 単著, Japanese, 辻学, 9784400121060, 234
  14. 2010年06月, 隣人愛のはじまり――聖書学的考察, キリスト教と言えば「隣人愛」。その聖書的典拠として、「良きサマリア人の譬え」がしばしば引かれる。しかし、この譬えを語ったイエスの真意は何だったのか。イエスの背後にあるユダヤ教、イエスの思想を解釈し拡大したパウロと福音書記者、そして初代教会のキリスト者たち。隣人愛の様々な源流を訪ねながら、当たり前と思われている観念の歴史をたどる。, 聖書、イエス、旧約、ユダヤ教、新約、ラビ, 新教出版社, 2010年, 06, 単行本(一般書), 単著, 97844003000014, 200
  15. 2010年11月, 福音書記者マルコ:編集史的考察(原著者:ヴィリ・マルクスセン), 翻訳, 日本キリスト教団出版局, 2010年, 11, 単行本(学術書), 単訳, Japanese, 9784818407503, 234, 全頁
  16. 2009年04月, 新カトリック大事典Ⅳ, 研究社, 2009年, 04, 事典・辞書, 共編著, 9784767490144, 1500, 1, p. 1042
  17. 2009年09月, キリスト教平和学事典, 教文館, 2009年, 09, 事典・辞書, 共編著, 9784764240346, 448
  18. 2008年11月, 『キリスト教の教師:聖書と現場から 山内一郎先生献呈論文集』 , 新教出版社, 2008年, 11, 単行本(学術書), 編著, 日本語, 辻 学 嶺重 淑 大宮 有博 (編者), 9784400320012, 243, 18, pp. 126-143
  19. 2007年03月, 聖書の解釈と正典:開かれた「読み」を目指して , キリスト新聞社, 2007年, 03, 単行本(一般書), 共著, 嶺重 淑 水野 隆一 樋口 進 , 9784873954905, 170
  20. 2007年03月, 愛を考える:キリスト教の視点から , 関西学院大学出版会, 2007年, 03, 単行本(学術書), 共編著, 後藤 裕加子 大宮 有博 嶺重 淑 舟木 讓 水野 隆一 山上 浩嗣 平林 孝裕 近藤 剛 中道 基夫 , 9784862830128, 237
  21. 2005年02月, ナザレのイエスと信仰のキリスト , 翻訳, 新教出版社, 2005年, 02, 共訳, 加藤 善治 , 440012133X, 202
  22. 2005年03月, 暴力を考える:キリスト教の視点から , 関西学院大学出版会, 2005年, 03, 単行本(学術書), 共編著, 前島 宗甫 水野 隆一 中道 基夫 舟木 讓 平林 孝裕 嶺重 淑 栗林 輝夫 , 4907654715, 169
  23. 2003年07月, 公同書簡の神学 , 翻訳, 新教出版社, 2003年, 07, 単訳, 4400104583, 281
  24. 2002年03月, ヤコブの手紙(現代新約注解全書) , 新約聖書中の「ヤコブの手紙」についての学術的注解書。ギリシャ語本文に基づき、語句・段落・全体構成について詳しい注釈を施している。, 新教出版社, 2002年, 03, 単行本(学術書), 単著, 4400111628, 294
  25. 2000年02月, 現代を生きるキリスト教:もうひとつの道から , 教文館, 2000年, 02, 教科書, 共著, 芦名 定道 土井 健司 , 4764271877, 315
  26. 2000年03月, 新共同訳 新約聖書略解 , 日本基督教団出版局, 2000年, 03, 単行本(学術書), 共編著, 土戸 清 高橋 敬基 真山 光弥 笠原 義久 川村 輝典 松永 希久夫 松永 晋一 橋本 滋男 永田 竹司 山内 一郎 山内 眞 山田 耕太 加藤 善治 加山 久夫 土屋 博 , 4818403660, 802
  27. 1998年08月, 「新約聖書」がわかる。 , 朝日新聞社, 1998年, 08, 単行本(一般書), 共編著, 山田 耕太 加藤 善治 出村 みや子 八木 誠一 佐藤 研 原口 尚彰 加藤 隆 土岐 健治 小河 陽 山内 眞 小林 稔 大貫 隆 田辺 明子 滝澤 武人 松永 希久夫 新井 佑造 川村 輝典 青野 太潮 中山 貴子 土戸 清 太田 修司 三好 迪 , 4022740906, 176
  28. 1997年06月, イエス・神の譬え:イエスの生涯について実際に何を知っているのか , 翻訳, 教文館, 1997年, 06, 共訳, 山内 一郎 , 4764280485, 234

招待講演、口頭・ポスター発表等

  1. 死者への宣教(Ⅰペトロ3:19; 4:6)をめぐって, 辻 学, 日本聖書翻訳研究会第4回研究会, 2023年08月30日, 通常, 日本語, 日本聖書翻訳研究会, 東京
  2. ヤコブ2:1-13における間テクスト性 ― パウロ的隣人愛とレビ19章, 辻 学, 日本聖書学研究所2022年度9月例会, 2022年09月26日, 通常, 日本語, 日本聖書学研究所, 東京, ヤコブ2:1-13は、隣⼈愛の掟(レビ19:18)が置かれた元来の⽂脈であるレビ19章、そしてパウロが語る隣⼈愛の掟という2つの間テクスト的連関の中にある。ヤコブ書の著者は、パウロが隣⼈愛の戒めに特別な地位を与え、律法全体に取って代わる位置づけをしていることに反対し、隣⼈愛の掟は「書物(=レビ記)に従って全うされねばならない」と主張する。それは、この掟が元来置かれている⽂脈において命じられていること、すなわち公平な裁きと貧しい者への配慮と不可分であってはならない。しかし、パウロ的隣⼈愛理解はその⽂脈を⾒失わせ、結果として教会内に富者へのおもねりと貧者への不遜な態度を⽣じさせてしまった。それはまた、イエスが語った神の国の在り⽅にも背いている。 ヤコブ書の著者がそのようにパウロの⾔説を批判した背後には、律法はそのすべての掟が有効であるという、ディアスポラ・ユダヤ教においても保たれていた律法理解があると考えられる。その理解に基づいて著者は、律法の祭儀的条項の是⾮を議論するというやり⽅ではなく、律法全体としての有効性を主張するという仕⽅で、パウロ的隣⼈愛理解に批判を向けたのである。その意味でやはり、ヤコブ書はユダヤ⼈キリスト教的視点からのパウロ批判⽂書だと⾔うことができる。主の兄弟ヤコブの名を冠していることも、律法理解をめぐるこの反パウロ的姿勢と結びついていると⾒て差し⽀えないであろう。
  3. 「聖人」のことばー先入観を超えてー, 長谷川修一、辻学、森山史郎、馬場紀寿、矢田尚子、久保田浩, 科研費公開シンポジウム「聖人」のことばー先入観を超えてー」, 2020年01月11日, 通常, 日本語, 科研費共同研究:「聖典」・「経典」解釈における「先入観」についての分野横断的古典文学研究, 立教大学, 科研費(研究種目: 挑戦的研究(萌芽))による共同研究の成果発表として開催された公開シンポジウム。
  4. 北欧の聖書学――「スカンディナビア学派」を中心に, 辻 学, 日本組織神学会2001年度秋の大会, 2001年10月, 招待, 日本語
  5. パウロ亡き後のキリスト教:第二パウロ書簡の背景, 辻 学, 日本聖書学研究所2007年度公開講座, 2007年11月, 招待, 日本語
  6. Persoenliche Korrespondenz des Paulus: Zur Strategie der Pastoralbriefe als Pseudepigraphie, 辻 学, 国際新約聖書学会第64回大会, 2009年08月, 招待, ドイツ語
  7. Beyond the Original Context: Reception of the Pauline Letters in the First Century, 辻 学, 第5回アジア・環太平洋初期キリスト教研究学会, 2009年09月, 招待, 英語, 東北学院大学(仙台市)
  8. 「学派」か意見の対立か――第二パウロ書簡という現象, 辻 学, 関西新約聖書学会2011年度学術大会, 2011年06月, 招待, 日本語
  9. 国外における新約聖書学研鑽:今後の在り方を考える, 辻 学, 第55回関西新約聖書学会, 2014年06月08日, 通常, 日本語, 関西新約聖書学会, 西南学院大学
  10. 葛藤する規範——「教典」としての新約聖書, 辻 学, 2015年度日本基督教学会北海道支部会, 2015年06月06日, 招待, 日本語, 日本基督教学会北海道支部会
  11. 2016年08月04日, 通常, 英語, 国際新約聖書学会, モントリオール(カナダ)
  12. 福音の継承?―第二パウロ書簡における〈福音〉理解, 辻 学, 東北学院大学研究ブランディング事業シンポジウム「我は福音を恥とせず ―新約聖書における<福音>理解 ―」, 2017年10月07日, 招待, 日本語, 東北学院大学, 仙台
  13. 宗教改革とルター聖書, 辻 学, 2017年10月31日, 招待, 日本語, 広島経済大学, ひろしま美術館, マルティン・ルターのドイツ語訳聖書が宗教改革に果たした役割等について。
  14. ルター『九月聖書』の書誌学的考察:第1刷の本文をめぐって, 辻 学, 日本基督教学会第66回学術大会, 2018年09月11日, 通常, 日本語, 日本基督教学会, 南山大学(名古屋), マルティン・ルターが翻訳出版した『九月聖書』第1刷の本文に、所蔵版による相違があるという問題をめぐって、その相違が成立した過程を書誌学的に考察している。
  15. First Peter as a Pseudonymous Letter: On its Historical Background, 辻 学, The 4th Meeting of Asia-Pacific Liaison Committee, Studiorum Novi Testamenti Societas, 2018年10月20日, 通常, 英語, 国際新約聖書学会アジア太平洋連絡委員会, 台北
  16. 「共同訳」の幻影:「聖書協会共同訳」を縛るもの, 辻 学, 日本基督教学会2018年度近畿支部会研究発表会, 2019年03月26日, 招待, 日本語, 日本基督教学会近畿支部会, 神戸女学院大学(西宮市), 2018年12月発行の新翻訳聖書『聖書協会共同訳』について、その特徴および問題点を論じた。
  17. 『聖書協会共同訳』:その特徴と意義, 辻 学, 日本基督教学会北海道支部会, 2019年07月15日, 招待, 日本語, 日本基督教学会北海道支部会, 藤女子大学(札幌市)
  18. "Suffering as a Christian" (1 Peter 4:16): Christian Identity in the Early Christian Mission and 1 Peter., 辻 学, 2019年07月29日, 通常, 英語, 国際新約聖書学会, マールブルク大学(ドイツ)

外部資金

競争的資金等の採択状況

  1. 科学研究費助成事業(基盤研究(C)), 新約聖書「公同書簡」の文学史的位置づけ:パウロ的キリスト教との関係を中心に, 2020年04月01日, 2024年03月31日
  2. 科学研究費助成事業(基盤研究(C)), 初期キリスト教文学における偽パウロ文書の成立と受容:「牧会書簡」を中心に, 2003年, 2004年
  3. 科学研究費助成事業(基盤研究(C)), 新約聖書偽名書簡についての文学的研究:擬似パウロ書簡を中心に, 2012年, 2014年
  4. 科学研究費助成事業(基盤研究C), 解釈学の転換:新約聖書解釈における新たな地平の探究と総合的な批評学援用の模索, 2013年, 2015年
  5. 第12回信濃町教会神学教育研究助成, 新約聖書注解と現代の宣教:学問と実践の協同を目指して, 2013年, 2014年
  6. 科学研究費助成事業(基盤研究(C)), 解釈学の転換:新約聖書解釈における新たな地平の探究と総合的な批評学援用の模索, 2013年, 2015年
  7. 科学研究費助成事業(基盤研究(C)), 初期キリスト教偽名文書の歴史的・文学的研究, 2016年, 2019年
  8. 科学研究費助成事業(挑戦的研究(萌芽)), 「聖典」・「経典」解釈における「先入観」についての分野横断的古典文学研究, 2017年, 2019年

社会活動

委員会等委員歴

  1. アジア太平洋連絡委員会委員, 2022年04月, 国際新約聖書学会
  2. 学会賞選考委員, 2022年09月, 2023年09月, 日本基督教学会
  3. 日本基督教学会近畿支部会幹事, 2022年04月, 2023年03月, 日本基督教学会
  4. 西日本新約聖書学会理事, 2022年04月, 2023年03月, 西日本新約聖書学会
  5. 日本新約学会理事, 2022年04月, 2023年03月, 日本新約学会
  6. 倫理審査委員会委員, 2022年04月, 2023年03月, 広島女学院大学
  7. 院長, 2023年01月, 学校法人啓明学院
  8. 院長代理, 2022年04月, 2022年12月, 学校法人啓明学院
  9. 紀要担当役員, 2020年10月, 日本聖書学研究所
  10. 神学専門書企画委員会委員(座長), 2020年04月, 日本キリスト教団出版局
  11. 倫理審査委員会委員, 2020年04月, 広島女学院大学
  12. 西日本新約聖書学会会長, 2020年04月, 西日本新約聖書学会
  13. 学校法人啓明学院理事, 2020年04月
  14. 学校法人広島女学院理事, 2020年04月
  15. 日本新約学会理事, 2020年04月, 日本新約学会
  16. 日本基督教学会近畿支部幹事, 2020年04月, 日本基督教学会
  17. 神学専門書企画委員会委員, 2019年11月, 2021年10月, 日本キリスト教団出版局
  18. 学校法人啓明学院理事, 2019年04月01日, 2021年03月31日, 学校法人啓明学院
  19. 学校法人広島女学院理事, 2019年04月01日, 2020年03月31日, 学校法人広島女学院
  20. 神学専門書企画委員, 2018年11月, 日本キリスト教団出版局
  21. 西日本新約聖書学会会長, 2018年06月, 西日本新約聖書学会
  22. 日本基督教学会近畿支部会幹事, 2018年04月, 日本基督教学会
  23. アジア・太平洋連絡委員会委員, 2018年04月, 国際新約聖書学会
  24. 日本新約学会理事, 2018年04月, 日本新約学会
  25. 講師, 2017年04月, 2018年03月, NHK文化センター広島総支社
  26. 非常勤講師, 2017年04月, 2018年03月, 広島女学院大学
  27. 倫理審査委員会委員, 2017年04月, 2019年03月, 広島女学院大学
  28. 『キリスト教大事典』編集委員会委員, 2017年04月, 日本基督教学会
  29. 理事, 2017年04月, 2018年03月, 西日本新約聖書学会
  30. 理事, 2017年04月, 2018年03月, 日本新約学会
  31. 幹事, 2017年04月, 2018年03月, 日本基督教学会
  32. アジア・太平洋連絡委員会委員, 2017年04月, 2018年03月, 国際新約聖書学会
  33. 非常勤講師, 2016年06月, 2017年03月, 広島女学院大学
  34. 講師, 2016年04月, 2017年03月, NHK文化センター広島総支社
  35. 非常勤講師, 2016年04月, 2017年03月, 広島女学院大学
  36. 理事, 2016年04月, 2017年03月, 西日本新約聖書学会
  37. 理事, 2016年04月, 2017年03月, 日本新約学会
  38. 幹事, 2016年04月, 2017年03月, 日本基督教学会
  39. アジア・太平洋連絡委員会, 2016年04月, 2017年03月, 国際新約聖書学会

学術会議等の主催

  1. 第58回西日本新約聖書学会研究発表会, 2017年05月, 2017年05月

その他社会貢献活動(広大・部局主催含)

  1. 宗教改革五百年記念展「ルター聖書と活版印刷」記念講演会, 宗教改革とルター聖書, 広島経済大学, 宗教改革五百年記念展「ルター聖書と活版印刷」, 2017年/10月/31日, 2017年/10月/31日, ひろしま美術館, 講師, 講演会, 社会人・一般
  2. 特別授業「『隣人愛のはじまり』とキリスト教の本質」, 『隣人愛のはじまり』とキリスト教の本質, 東京バプテスト神学校, 2019年/02月/07日, 東京バプテスト神学校, 講師, 講演会, 社会人・一般
  3. 日本キリスト教団九州教区福岡地区信徒大会, 聖書翻訳の歴史と多様性——「聖書協会共同訳」発行を控えて, 日本キリスト教団九州教区, 2018年/10月/14日, 日本キリスト教団福岡女学院教会, 講師, 講演会, 社会人・一般
  4. 教会と学校の懇談会, 聖書翻訳の歴史と多様性——「聖書協会共同訳」の発行を控えて, 千葉英和高等学校, 2019年/10月/29日, 千葉英和高等学校, 講師, 講演会, 社会人・一般

学術雑誌論文査読歴

  1. 2022年, Annual of Japanese Biblical Institute, 編集長, 起用編集担当役員, 1
  2. 2022年, 聖書学論集, 編集長, 起用編集担当役員, 1
  3. 2021年, 聖書学論集, 編集長, 紀要編集担当役員, 8
  4. 2021年, Annual of Japanese Biblical Institute, 編集長, 紀要編集担当役員, 3
  5. 2020年, Annual of Japanese Biblical Institute, 編集長, 紀要編集担当役員, 1
  6. 2020年, 聖書学論集, 編集長, 紀要編集担当役員, 3
  7. 2019年, Annual of Japanese Biblical Institute, その他, 査読者, 1
  8. 2019年, 聖書学論集, その他, 査読者, 1
  9. 2016年, 日本の神学, 編集員, 学会誌編集委員, 8