内山 尚子NAOKO UCHIYAMA

Last Updated :2024/12/02

所属・職名
大学院人間社会科学研究科 准教授
メールアドレス
nuchihiroshima-u.ac.jp
自己紹介
20世紀のアメリカ合衆国のエスニック・マイノリティの芸術家たちによる「他者」表象について、西洋近現代美術史の立場から研究をしています。

基本情報

学位

  • 修士(人文科学) (お茶の水女子大学)
  • Ph.D (University College London)

研究分野

  • 人文学 / 芸術学 / 美術史

研究キーワード

  • 近現代美術史、西洋、複数のモダニズム、多文化主義、人種とエスニシティ,トランスナショナリズム、「他者」表象、ジェンダー、受容の変遷、20世紀のアメリカ合衆国

所属学会

  • 美学会
  • 美術史学会
  • 表象文化論学会
  • アメリカ学会

教育活動

授業担当

  1. 2024年, 教養教育, 3ターム, コミュニケーションIIB
  2. 2024年, 教養教育, 2ターム, アメリカ現代史
  3. 2024年, 教養教育, 4ターム, アメリカ現代史
  4. 2024年, 学部専門, 3ターム, アメリカ社会研究
  5. 2024年, 学部専門, 1ターム, アメリカ社会研究演習
  6. 2024年, 学部専門, 1ターム, 地域を科学する
  7. 2024年, 修士課程・博士課程前期, 2ターム, 英米社会論(歴史)

研究活動

学術論文(★は代表的な論文)

  1. 'Isamu Noguchi's Bridge Railings in Post-War Imaginations of Hiroshima', The Journal of the Asian Conference of Design History and Theory, no. 5, pp. 24-35, 20240331
  2. 「(書評)加治屋健司『絵画の解放:カラーフィールド絵画と20世紀のアメリカ文化』」, 『図書新聞』3630号, pp. 3, 20240309
  3. 「壁画《自由》(1951)に見る『地方』への眼差しと猪熊弦一郎のモダニズム」, 『美学』263号, pp. 13-24, 20231231
  4. タマール・ガーブ著「コンスタンス・スチュアートの戦争:女性と記録写真の剰余」(内山尚子訳), 『ジェンダー研究』, 25号, pp. 97-116, 20220731
  5. 「カラ・ウォーカーによる《フォンス・アメリカヌス》(2019):パンデミック下のイギリスにおけるBLM運動の視点から」(研究ノート), 『ジェンダー研究』, 24号, pp. 47-54, 2021
  6. 「『14人のアメリカ人展』におけるイサム・ノグチ:戦後アメリカの『文化的民主主義』と『他者』への眼差し」, 『人文科学研究』, 17巻, pp. 53-65, 2021
  7. 「《つくる》と《ゆく》にみるイサム・ノグチのモダニズムとその限界:広島平和記念公園における平和大橋と西平和大橋の欄干デザインをめぐって」, 『人間文化創成科学論叢』, 22号, pp. 29-38, 2020
  8. 「イサム・ノグチによる彫刻のモダニズムと黒人表象:《死(リンチされた人体)》が喚起する人種差別批判へのまなざし」, 『美術史』, 68巻, 2号, pp. 265-282, 2019
  9. 「イサム・ノグチによるAP通信のレリーフ《ニュース》におけるジャーナリストのイメージについて」, 『別冊鹿島美術研究』, 30号, pp. 204-215, 2013
  10. 「イサム・ノグチの《ユネスコ庭園》をめぐる「日本庭園」の意味について」, 『比較日本学教育研究センター研究年報』, 7号, pp. 121-136, 2011
  11. 「イサム・ノグチの作品研究:《ユネスコ庭園》を例として」, 『大学院教育改革支援プログラム「日本文化研究の国際的情報伝達スキルの育成」活動報告書』, pp. 336-342, 2010

著書等出版物

  1. The Wiley-Blackwell Companion to Modern Art, ‘Destabilizing Essentialism through Localizing Modernism’, Oxford: Wiley Blackwell Publishing, 2018年, 単行本(学術書), 分担執筆, Pam Meecham, ed., pp. 299-318.
  2. 『アメリカ美術叢書Ⅱ夢見るモダニティ、生きられる近代:アート・社会・モダニズム』, 「芸術の社会性を求めて:イサム・ノグチによる労働者としてのジャーナリスト表象」, ありな書房, 2016年, 単行本(学術書), 共著, 田中正之監修, pp. 113-143.
  3. Vers une modernité architecturale et paysagère: Modèles et savoirs partagés entre le Japon et le monde occidental, ‘Le «Jardin de l’Unesco» d’Isamu Noguchi’, traduit par Dominique Palmé, Paris: Collège de France, Institut des Hautes Études Japonais, 2013年, 単行本(学術書), 分担執筆, Nicolas Fiévé et Benoît Jacquet, éds., pp. 295-312.

招待講演、口頭・ポスター発表等

  1. 'Being "American" Abroad: Ethnically Marginalised Artists and Their Transnational Practices', Art, Design and Museology Research Seminar, 2024年05月01日, 招待, 英語, University College London-Institute of Education, London
  2. 'Ambiguity in Reception: Modernist Bridge Handrails and Post-War Hiroshima', Asian Conference of Design History and Theory 2023 Tokyo: Design and Ideal Truth, 2023年09月16日, 通常, 英語, Tsuda University, Tokyo
  3. 「壁画《自由》(1951)にみる猪熊弦一郎のモダニズム:芸術の社会性と造形の模索」, 第73回美学会全国大会(若手フォーラム/京都工芸繊維大学), 2022年10月15日, 通常, 日本語
  4. 'Beyond "Asian" Aesthetics: Isamu Noguchi’s Works in Applied Arts and the New Deal Experiences', ACDHT 2021 OSAKA: The Culture of Design and Design in Culture, 2021年08月30日, 通常, 英語, Osaka University (online)
  5. ‘An Itinerant Artist: A Critical Aptitude for Multiculturalism’, The 2nd Collaborative Symposium for Early Career Researchers: Thinking across Boundaries, The Fluidity of Asia, Africa and Beyond (SOAS), 2017年09月18日, 通常, 日本語
  6. ‘An Itinerant Artist in Critical Multiculturalism: Nation-Based Identification and Reimagined Nations’, IOE Doctoral Poster Conference (UCL-Institute of Education), 2017年03月17日, 通常, 英語
  7. 「イサム・ノグチ作《死(リンチされた人体)》に見る人種差別へのまなざし」, 第69回日本美術史学会全国大会(筑波大学), 2016年05月29日, 通常, 日本語
  8. 「イサム・ノグチ作《ニュース》におけるジャーナリストの身体表象について」, 鹿島財団2014年研究発表会, 2014年05月30日, 招待, 日本語
  9. 「イサム・ノグチの《ユネスコ庭園》をめぐる「日本庭園」の意味について」, 第12回国際日本学シンポジウム「都市・建築・空間の国際日本学」セッションII「日本の建築空間と庭園:明治から20世紀初頭にかけての欧米におけるその受容と普及」(お茶の水女子大学), 2010年07月04日, 招待, 日本語
  10. 「イサム・ノグチの作品研究:《ユネスコ庭園》を例として」, 共同ゼミ「日本学の新たな構築の試み(3)」(パリ・ディドロ大学), 2009年12月04日, 通常, 日本語

外部資金

競争的資金等の採択状況

  1. 科学研究費助成事業, 「抽象表現主義世代のエスニック・マイノリティ:異文化との出会いと『他者』への眼差し」, 2023年04月, 2028年03月
  2. 松下幸之助記念志財団研究助成, 「アメリカ在住初期の猪熊弦一郎のモダニズム」, 2022年10月01日, 2023年09月30日
  3. 鹿島美術財団調査研究助成金, 「芸術家の<旅行/移動>と作品:イサム・ノグチの作品研究」, 2012年04月, 2013年03月