河本 尚枝Naoe Kawamoto

Last Updated :2024/03/04

所属・職名
大学院人間社会科学研究科 准教授
メールアドレス
kawaxhiroshima-u.ac.jp

基本情報

学位

  • 修士(経済学) (龍谷大学)

教育担当

  • 【学士課程】 総合科学部 : 国際共創学科 : 国際共創プログラム
  • 【博士課程前期】 人間社会科学研究科 : 人文社会科学専攻 : 人間総合科学プログラム
  • 【博士課程後期】 人間社会科学研究科 : 人文社会科学専攻 : 人間総合科学プログラム

研究分野

  • 社会科学 / 社会学 / 社会福祉学

研究キーワード

  • 介護
  • 外国籍住民
  • 福祉
  • 留学生教育

所属学会

  • 移民政策学会, 2009年
  • 日本老年社会科学会, 2017年

教育活動

授業担当

  1. 2023年, 教養教育, 1ターム, Contemporary Issues of Japan
  2. 2023年, 学部専門, セメスター(後期), 研究指導IB
  3. 2023年, 学部専門, 1ターム, 研究指導IIB
  4. 2023年, 学部専門, 1ターム, Multiculturalism in Japan (日本のマイノリティ)
  5. 2023年, 学部専門, 2ターム, 日本のマイノリティ
  6. 2023年, 学部専門, 3ターム, プレゼンテーション論
  7. 2023年, 学部専門, 4ターム, プレゼンテーション演習
  8. 2023年, 学部専門, 2ターム, Invitation to Integrated Global Studies I (国際共創へのいざない I)
  9. 2023年, 学部専門, 通年, 特別研究
  10. 2023年, 修士課程・博士課程前期, 2ターム, 福祉社会論

研究活動

学術論文(★は代表的な論文)

  1. 高齢中国帰国者の生活支援ニーズ : ソーシャル・キャピタルの観点から, 総合科学研究, 2巻, pp. 95-107, 202112
  2. 三階層ティーチング・アシスタント制度「Hirodai TA」の展開 -多様性を保証するグローバル・バリアフリー・キャンパス構想に向けた成果と課題-, 高等教育研究叢書, 155号, pp. 87-104, 202003
  3. 技能実習生制度と中国実習生についての試論―日本の労働力不足を解消できるのか―, 研究中国, 4号, pp. 48-55, 201704
  4. 在日外国人高齢者福祉給付金制度の創設とその課題―東広島市の事例から―, 文明科学研究, 5巻, pp. 71-84, 20101201
  5. 京都市におけるコリアン系介護事業所の調査結果―一世へのケアサービス提供の特徴と課題―, 『家事・介護労働者の国際移動―エスニシティ・ジェンダー・ケア労働の交差』 2004(平成16)年度?2005(平成17)年度科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書, pp. 33-53, 20060301
  6. 台湾における外国人労働者の医療問題, 龍谷大学経済学論集(民際学特集), 43巻, 5号, pp. 11-175, 20040301
  7. 韓国における外国人労働者医療とその課題, 京都経済短期大学論集, 11巻, 1号, pp. 79-98, 20031031
  8. 無保険外国人への母子保健法適用の問題点――京都市における未熟児養育医療申請の事例から――, 龍谷大学経済学論集(民際学特集), 42巻, 5号, pp. 105-119, 20030301
  9. 初級用聞き取り練習CALL教材の開発・試用――中国語話者を対象に――, 龍谷大学国際センター研究年報, 11号, pp. 3-13, 20020301

著書等出版物

  1. 2022年10月23日, 「満蒙開拓あの時」証言集, 満州 開拓団 世羅村 証言, 世羅郡文化財協会, 2022年, 10, 単行本(一般書), 監修, 世羅郡文化財協会、蔵橋純海夫、大工谷博旦、山下義心、宮崎弘喜、古谷巖、児玉恵、河本尚枝, 100
  2. 2022年10月23日, 「満蒙開拓あの時」証言集, 人々はなぜ満州へ渡ったか, 満州 開拓団 世羅村 証言, 世羅郡文化財協会, 2022年, 10, 単行本(一般書), 単著, 日本語, 世羅郡文化財協会、蔵橋純海夫、大工谷博旦、山下義心、宮崎弘喜、古谷巖、児玉恵、河本尚枝, 100, 7-12
  3. 2019年08月20日, 地図で読み解く日本統治下の台湾, 創元社, 2019年, 8, 単行本(一般書), 単訳, 日本語, 4422202731, 224
  4. 2017年06月20日, 『躍動する青春―日本統治下台湾の学生生活』, 台湾 植民地 教育 学生生活, 創元社, 2017年, 06, 単行本(一般書), 単訳, 日本語, 9784422202723
  5. 2007年03月, 『介護・家事労働者の国際移動――エスニシティ・ジェンダー・ケアの交差――』, 日本評論社, 2007年, 03, 単行本(学術書), 編著, 久場 嬉子 松岡 利通 安里 和晃 田中 宏 牧田 幸文 新井 美佐子 中村 尚司 嶋田 ミカ , 9784535555303, 250

招待講演、口頭・ポスター発表等

  1. ハワイ新一世女性の自営ビジネス―4人の語りから―, 移民政策学会2023年度冬季大会, 2023年12月16日, 通常, 日本語, 移民政策学会, 京都, 発表資料
  2. 高齢化する中国帰国者~広島県居住者の現状と課題~, 第15回 びんご多文化共生連続ワークショップ, 2021年12月05日, 招待, 日本語, びんご多文化共生研究会、福山市立大学教育研究交流センター、びるど、広島県, オンライン, 2000年に施行された介護保険法は、国籍を問わない制度であるため、在日外国人高齢者が利用できるが、制度があっても、高齢外国籍住民がサービスを利用するには、言語や習慣の違いにより、躊躇する人たちが多い。多文化の背景を持つ高齢者が、地域で介護や医療サービスをスムーズに利用できるようにするには、何が必要か、また、コミュニティは何が提供できるかを考える。
  3. コロナ禍の外国人留学生, 桑山尚司、河本尚枝, 桑山尚司, ひろしま多文化共生研究会, 2021年03月26日, 通常, 日本語, コロナ禍における留学生の状況把握、大学、学部が留学生に行ってきた経済的、心理的サポートを報告し、今後の課題を共有した, 広島市
  4. TA と教員の協働による授業の質向上の取り組み―広島大学三階層 TA 制度におけるTeaching Fellow による授業支援―, 島津礼子、河本尚枝、Simona Zollet、佐藤万知, 大学教育研究フォーラム, 2020年03月18日, 通常, 日本語, 京都大学高等教育研究開発推進センター, Online, プレプリント
  5. 医療通訳への期待と課題−医療サービス・言語・コスト, 多文化共生シンポジウム「広島県の医療通訳の拡充に向けて安芸高田市の医療現場から」での基調講演, 2020年02月12日, 招待, 日本語, 県立広島大学庄原地域連携センター, 安芸高田市民文化センター大ホール(安芸高田市吉田町吉田761)
  6. 高齢期を迎えた中国帰国者の生活:調査結果からうかがえること, 多文化共生講座「満州移住者と中国帰国者の高齢化(報告会)」, 2019年11月10日, 招待, 日本語, 多文化の背景を持つ高齢者の生活研究会
  7. 医療通訳をめぐる諸課題, 河本尚枝, ひろしま多文化共生研究会, 2019年08月06日, 通常, 日本語, ひろしま多文化共生研究会, 広島市, 日本語が不自由な居住者のインフォームドコンセント、治療の質を向上させるために医療通訳が果たす役割を海外の事例を含めて報告。広島県の医療通訳制度を紹介し、利用者の観点からより使いやすい制度を検討した。
  8. 中国帰国者を対象にした介護予防教室とその初歩的評価, 2017年05月19日, 通常, 日本語, 広島大学大学院総合科学研究科21世紀プロジェクトヒロシマ韓国学、慶北大学SSK多文化&ディアスポラ財団, 広島大学, 中国帰国者は高齢化および言語・文化の問題のため周囲の日本人との関係構築が難しく、社会的孤立が懸念されている。中国帰国者支援団体が実施した介護予防教室について報告し、初年度終了後利用者が実施した自己評価結果を分析した。利用者は生活面・心理面での変化が生じ、積極的に継続したいと回答した。
  9. 中国人研究生への学習支援―学士課程で研究の進め方を未習得の学生を対象にしたアカデミックスキル習得講座―, 2016年08月27日, 通常, 日本語, 留学生教育学会, 大阪, 日本の高等教育機関に在籍する留学生のうち,中国人は約50%を占める.中国で学士課程を修了し研究生として来日する者も多数いるが,その中にはアカデミックスキルや研究の進め方を習得していない者が存在する.このような学生は来日後思うように研究が進まず,本人の希望に反して大学院に進学できなかったり,研究指導を巡って指導教員との間でトラブルが生じることがある.アカデミックスキルや研究の進め方の習得は従来学生個人の問題あるいはゼミでの指導の問題とされ,留学生指導に携わる教員は積極的に関わってこなかった.しかし,中国における高等教育の急速な大衆化,中国の高等教育課程でのアカデミックスキル教育や学習支援導入の状況,日本国内の大学院での留学生受け入れ拡大から考えると,中国人研究生への学習支援,とりわけ基本的なアカデミックスキルおよび研究の進め方の習得支援は個人の問題としてとらえることはできず,支援提供の必要性・重要性ともに高い. 本発表では,中国の高等教育の現状を概観し,発表者の所属研究科で導入した研究生対象アカデミックスキル習得講座開始までの経緯と講座の概要および講座を受講した学生のインタビューから効果と今後の課題を考察する.

外部資金

競争的資金等の採択状況

  1. 科学研究費, 日系高齢マイノリティの「その人らしい暮らし」を支援するための基礎研究, 2018年, 2022年

社会活動

その他社会貢献活動(広大・部局主催含)

  1. 東広島と満州移民, 中国残留日本人の体験を聞く会実行委員会, 第15回中国残留日本人の体験を聞く会, 2023年/02月/23日, 東広島市市民文化センター, 講師, セミナー・ワークショップ, 社会人・一般
  2. 遅れた引き揚げと生きづらさ, 中国残留日本人の体験を聞く会実行委員会, 第15回中国残留日本人の体験を聞く会, 2022年/09月/11日, 広島市南区民文化センター, 講師, セミナー・ワークショップ, 社会人・一般
  3. 日本人の中国残留と永住帰国後の生きづらさ, 中国残留日本人の体験を聞く会実行委員会, 第14回中国残留日本人の体験を聞く会, 2022年/09月/11日, 2022年/09月/11日, 南区民文化センター(広島市南区), 講師, セミナー・ワークショップ, 社会人・一般
  4. 広島から満州へ移民した人々の歴史, 中国残留日本人の体験を聞く会実行委員会, 第12回中国残留日本人の体験を聞く会 安芸高田実行委員会, 2021年/07月/25日, 2021年/07月/25日, 安芸高田市民文化センター(広島県安芸高田市), 講師, セミナー・ワークショップ, 社会人・一般
  5. 第64回大田庄歴史館企画展示会 平和への証言展 Part4 関連講演会, 人々はなぜ満州へ渡ったか~2つの世羅村開拓団と報国農場, 世羅町教育委員会, 第64回大田庄歴史館企画展示会 平和への証言展 Part4 関連講演会, 2021年/10月/23日, 2021年/10月/23日, せら文化センター(広島県世羅郡世羅町), 講師, 講演会, 社会人・一般
  6. 研究井戸端トーク#6「共生・共創する社会を目指して」, 未来共創科学研究本部 研究戦略推進部門, 研究井戸端トーク#6「共生・共創する社会を目指して」, 2022年/08月/05日, 広島大学ミライクリエ1F多目的スペース, パネリスト, シンポジウム・パネルディスカッション・対話型集会・市民会議, 大学生
  7. 今こそ「共生」へ議論しよう, 中国新聞, 2020年/09月/30日, オピニオン欄, インタビュイー, 新聞・雑誌, 社会人・一般