DALMI KATALINKATALIN DALMI
Last Updated :2025/07/17
- 所属・職名
- 大学院人間社会科学研究科 助教
- メールアドレス
- dalmi
hiroshima-u.ac.jp
- 自己紹介
- 専門は日本近現代文学と日本学です。「魔術的リアリズム」という、主に欧米圏における文学研究において用いられてきたキーワードを中心に、海外でも広く読まれている村上春樹の文学について研究しています。また、母国であるハンガリーにおける日本文学の受容、および現代女性作家にも興味があります。
基本情報
学位
- 博士(文学) (広島大学)
- 修士(日本学) (カーロリ・ガーシュパール・カルビン派大学)
研究分野
研究キーワード
教育活動
授業担当
- 2025年, 学部専門, 2ターム, 現代文学概説
- 2025年, 学部専門, 3ターム, 現代文学研究法
- 2025年, 学部専門, セメスター(後期), 現代文学演習I
- 2025年, 学部専門, セメスター(前期), 現代文学演習II
- 2025年, 学部専門, セメスター(後期), 日本文学特別演習H
- 2025年, 学部専門, セメスター(後期), 卒業論文指導B
- 2025年, 学部専門, セメスター(後期), 卒業論文
- 2025年, 修士課程・博士課程前期, セメスター(前期), 日本近現代文学解読研究A
- 2025年, 修士課程・博士課程前期, セメスター(後期), 日本近現代文学解読研究B
研究活動
学術論文(★は代表的な論文)
- Jonathan Dil著 Haruki Murakami and the search for self-therapy : stories from the second basement, 村上春樹とアダプテーション研究, 2巻, pp. 81-84, 20240131
- 小島基洋・山﨑眞紀子・髙橋龍夫・横道誠(編)『我々の星のハルキ・ムラカミ文学: 惑星的思考と日本的思考』, 村上春樹とアダプテーション研究, 1巻, pp. 80-83, 20230131
- アダプテーションとして読む絵本『ねむり』 : イラストレーションによるイメージの重層化と物語の拡大, 村上春樹とアダプテーション研究, 3号, pp. 75-88, 20250314
- ★, アダプテーションとして読む漫画『かえるくん、東京を救う』 -原作からの逸脱と物語の再文脈化を中心に-, 早稲田大学国際文学館ジャーナル, 2号, pp. 1-11, 20240314
- 狗飼恭子による村上春樹アダプテーション : 『 国境の南、太陽の西RMX』における批評性を中心に, 国文学攷, 254号, pp. 1-14, 20230630
- Voices of Abused Children in Contemporary Japanese Fiction:
Sayaka Murata’s Tadaima Tobira and Chikyūseijin
(現代日本小説における被虐待児の声
―村田沙耶香『タダイマトビラ』と『地球星人』を中心に―), 表現技術研究, 17号, pp. 27-43, 20220331
- 村上春樹と魔術的リアリズム ―「踊る小人」に見る一九八〇年代―, 近代文学試論, 52号, pp. 67-77, 2014
- 村上春樹「TVピープル」論 ―魔術的リアリズム作家が描くリアリティ, 近代文学試論, 54号, pp. 55-67, 2016
- 資料翻刻 永代美知代「デツカンシヨ」(1), 内海文化研究紀要, 44号, pp. 19-33, 2016
- 村上春樹「タイランド」論―魔術的リアリズムと〈像(イメージ)〉の世界をめぐって―, 国文学攷, 233号, pp. 1-13, 2017
- 村上春樹『騎士団長殺し』における「ヨーロッパ」―「マギッシャーレアリスムス」との関連性と「アンシュルス」のモチーフを中心に―, 近代文学試論, 56号, pp. 53-68, 2018
- 村上春樹文学と魔術的リアリズム(博士論文), 2019
- Japanese Literature in Contemporary Hungary: Trends in Translation and the Influence of Haruki Murakami, Archiv Orientální, 89.巻, 2.号, pp. 311-337, 20211013
著書等出版物
- 2024年12月, 文学をひらく鍵 : ジェンダーから読む日本近現代文学, 村上春樹「眠り」とその漫画アダプテーションにおける女性の身体表象 ――「不気味なもの」と性の越境を中心に――, 単行本(学術書), 分担執筆, 日本語
- 2023年06月, 村上春樹研究叢書:村上春樹における「紐帯」(Solidarity), 「紐帯」としての村上春樹文学―「村上春樹RMXシリーズについての一考察, 単行本(学術書), 分担執筆, 日本語
- 2021年04月, 村上春樹における運命, 「『女のいない男たち』におけるファム・ファタール表象と男たちの運命―「ドライブ・マイ・カー」「独立器官」と「木野」を中心に―」, 淡江大學出版中心, 2021年, 4, 単行本(学術書), 共著, 日本語, 曾秋桂(編集)中村三春(監修), ISBN 9789578736832, 277-306
- 2012年, 日本のことわざ, 2012年, その他, 共訳, ハンガリー語, パツォライ・ジュラ、ヴィハル・ユディット、ダルミ・カタリン, ISBN 9786155041082, 188
招待講演、口頭・ポスター発表等
- 村上春樹「眠り」とそのアダプテーションにおける女性表象について, 第34回村上春樹とアダプテーション研究会, 2024年04月20日, 通常, 日本語, 村上春樹とアダプテーション研究会, オンライン
- 「品川猿」から『メモランダ』へ―文学とビデオゲームのパートナーシップの可能性, 2025年第14回村上春樹国際シンポジウム, 2025年07月05日, 通常, 日本語, 淡江大学村上春樹研究センター, 京都大学
- アダプテーションから見る「ウェイ・オブ・ライフ」 ―絵本『ねむり』のイラストを中心に, 2024年第13回村上春樹国際シンポジウム, 2024年07月14日, 通常, 日本語
- JcドゥヴニとPMGLによる村上春樹アダプテーション―漫画『かえるくん、東京を救う』についての一考察, 第24回村上春樹とアダプテーション研究会, 2023年04月25日, 通常, 日本語
- 村上春樹「眠り」とその漫画アダプテーションにおける女性の身体表象 ――「不気味なもの」と性の越境を中心に――, DALMI Katalin, 第21回村上春樹とアダプテーション研究会, 2022年12月17日, 通常, 日本語, 村上春樹とアダプテーション研究会
- 「紐帯」としての村上春樹文学―「村上春樹RMX」シリーズについての一考察, 2022年第11回村上春樹国際シンポジウム, 2022年06月19日, 招待, 日本語, 淡江大学村上春樹研究センター, 淡江大学(オンライン)
- 「村上春樹『羊をめぐる冒険』論―読者の視点から考える村上春樹文学と魔術的リアリズム」, DALMI Katalin, 第10回村上春樹とアダプテーション研究会, 2021年10月16日, 通常, 日本語, オンライン
- Voices of Abused Children in the Works of Contemporary Japanese Female Writers, Katalin Dalmi, 16th International Conference of the European Association for Japanese Studies (EAJS2021), 2021年08月26日, 通常, 英語, ヨーロッパ日本研究協会, Virtual
- 日本語版からの逸脱―『羊をめぐる冒険』から考える村上春樹文学と魔術的リアリズム, 2021年第10回村上春樹国際シンポジウム, 2021年06月06日, 通常, 日本語, 淡江大学村上春樹研究センター・淡江大学日本語文学科
- 村上春樹文学におけるファム・ファタールと男たちの運命 ―『女のいない男たち』を中心に―, 2020年第9回村上春樹国際シンポジウム, 2020年07月04日, 通常, 日本語, 淡江大学村上春樹研究センター
- 共鳴する村上春樹文学―シャーマニズムとハンガリー民話の世界―
2018年度第7回村上春樹国際シンポジウム, 2018年度第7回村上春樹国際シンポジウム, 2018年05月, 通常, 日本語, 淡江大学村上春樹研究センター
- 村上春樹「騎士団長殺し」 ――〈メタ・テクスト〉性と「物語」のその先―, 跡上史郎、内田康、平野芳信、山根由美恵、ダルミ・カタリン, 日本近代文学会2017年度第3回国際研究会, 2017年11月, 通常, 日本語, 日本近代文学会
- 村上春樹文学における「魅惑」(charm) ―ハンガリーにおける村上春樹受容について―, 2017年度第6回村上春樹国際シンポジウム, 2017年07月, 通常, 日本語, 淡江大学村上春樹研究センター
- 「魔術的リアリズム」の描く歴史―村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』を中心に, 2016年第5回村上春樹国際シンポジウム, 2016年05月, 通常, 日本語, 淡江大学村上春樹研究センター
- 村上春樹『海辺のカフカ』にみる魔術的世界観の土壌, ダルミ・カタリン, 第39回国際日本文学研究集会(ショートセッション), 2015年11月, 通常, 日本語
- Haruki Murakami and the Postmodern – Focusing on the Extratextual Reality of Texts by the Use of Magical Realism, 11th EAJS Workshop for Doctoral Students in Edinburgh, 2015年06月, 通常, 英語, European Association for Japanese Studies
社会活動
その他社会貢献活動(広大・部局主催含)
- 広島大学・ダラム大学・エディンバラ大学 COIL, Haruki Murakami and Magical Realism - Doing Research on Japanese Literature as a Foreigner in Japan (virtual lecture), 広島大学・ダラム大学・エディンバラ大学, 2021年/11月/10日, 講師, その他, 大学生
- ヒロシマの痛み、国境を超えた共感-小説「光のうつしえ」英語版刊行, 中国新聞, 2021年/04月/07日, 2021年/04月/07日, インタビュイー, 新聞・雑誌, 社会人・一般
- 海外からみた日本文学の魅力, FM東広島, 本っておもしろい!, 2020年/12月/02日, 2020年/12月/02日, 出演, テレビ・ラジオ番組, 社会人・一般