渡邊 誠MAKOTO WATANABE

Last Updated :2024/10/01

所属・職名
大学院人間社会科学研究科 准教授
メールアドレス
mwata52hiroshima-u.ac.jp
自己紹介
日本古代史、なかでも奈良・平安時代を中心とした対外関係史について、外交・貿易や対外意識などを中心に研究しています。近年では国風文化や平安貴族社会についても考察しています。 広島大学の日本古代史研究は平安時代の国家論が一つの柱です。平安時代の貴族が残した日記の分析を中心として、独自の視覚と問題関心で描く「王朝国家論」は特色ある歴史象を提示しています。 それらの研究に加えて、地域文化についても関心を持っています。

基本情報

学歴

  • 広島大学, 文学研究科, 人文学専攻 博士課程後期, 日本, 2002年, 2005年

学位

  • 博士(文学) (広島大学)
  • 修士(文学) (広島大学)

研究分野

  • 人文学 / 史学 / 日本史

研究キーワード

  • 平安時代,対外関係,日宋貿易,宮廷社会,国風文化

教育活動

授業担当

  1. 2024年, 教養教育, 3ターム, 展開ゼミ(日本古代史入門)
  2. 2024年, 教養教育, 1ターム, 日本の歴史と文化[旧パッケージ]
  3. 2024年, 教養教育, 4ターム, 日本の歴史と文化[旧パッケージ]
  4. 2024年, 教養教育, 3ターム, 日本史A
  5. 2024年, 教養教育, セメスター(前期), 日本史A
  6. 2024年, 学部専門, 1ターム, 研究指導IIB
  7. 2024年, 学部専門, 2ターム, 日本文化史
  8. 2024年, 学部専門, セメスター(後期), 日本文化史演習
  9. 2024年, 学部専門, 1ターム, 地域を科学する
  10. 2024年, 学部専門, 1ターム, 日本古代研究A
  11. 2024年, 学部専門, 1ターム, 日本古代研究B
  12. 2024年, 修士課程・博士課程前期, セメスター(前期), 日本古代資料解析論
  13. 2024年, 修士課程・博士課程前期, セメスター(後期), 日本古代社会文化研究
  14. 2024年, 修士課程・博士課程前期, 2ターム, 日本地域研究
  15. 2024年, 修士課程・博士課程前期, 年度, 特別研究(2024年4月博士課程前期入学生用)
  16. 2024年, 博士課程・博士課程後期, 年度, 特別研究(2024年4月博士課程後期入学生用)
  17. 2024年, 博士課程・博士課程後期, 年度, 特別研究(2024年10月博士課程後期入学生用)
  18. 2024年, 修士課程・博士課程前期, 2ターム, 総合科学系演習

研究活動

学術論文(★は代表的な論文)

  1. 俸料官符考―平安中後期財政史研究の再検討に向けて―, 史学雑誌, 114巻, 1号, pp. 37-60, 20050120
  2. 平安貴族の対外意識と異国牒状問題, 歴史学研究, 823号, pp. 1-17, 20070115
  3. 地域呼称「中国」の成立と変遷, 芸備地方史研究, 257号, pp. 3-25, 20071025
  4. 日本古代の朝鮮観と三韓征伐伝説―朝貢・敵国・盟約―, 文化交流史比較プロジェクト研究センター報告書, 6号, pp. 1-28, 20090331
  5. 平安末・鎌倉初期の宋銭流通と国家, 九州史学, 153号, pp. 1-23, 20091201
  6. 日本古代の対外交易および渡海制について, 東アジア世界史研究センター年報, 3号, pp. 69-94, 20091218
  7. 鞆の浦の伝承と信仰―平家伝説・福禅寺縁起と熊野信仰―, 芸備地方史研究, 268-269号, pp. 26-47, 20100226
  8. 厳島神社の祭祀と勅使代, 芸備地方史研究, 270・271号, pp. 47-49, 20100425
  9. 大臣大饗と太政官, 九州史学, 156号, pp. 76-96, 20100915
  10. 俸料官符追考, 史学研究, 269号, pp. 1-22, 20100930
  11. ★, 後白河法皇の阿育王山舎利殿建立と重源・栄西, 日本史研究, 579号, pp. 1-27, 20101120
  12. 大臣大饗沿革考, 史人, 3号, pp. 11-32, 20110531
  13. 朱器大饗と摂関, 史人, 4号, pp. 56-67, 20120824
  14. 後白河・清盛政権期における日宋交渉の舞台裏, 芸備地方史研究, 282-283号, pp. 15-45, 20121228
  15. 寛平の遣唐使派遣計画の実像, 史人, 5号, pp. 63-79, 20131228
  16. 安芸国の国司神拝, 芸備地方史研究, 292号, pp. 1-25, 20150210
  17. 平安・鎌倉期「唐船」考, 九州史学, 170号, pp. 19-48, 20150717
  18. 備後安国寺住僧歴名について, 芸備地方史研究会, 298号, pp. 1-15, 20151125
  19. 年紀制に関する補説―河内春人・中村翼両氏の批判に対する回答を中心に―, 史人, 6号, pp. 102-133, 20151228
  20. 『小右記』にみる朱器台盤と大饗・節供, 史人, 6号, pp. 159-170, 20151228
  21. ★, 日本律令国家の儀礼体系の成立と蕃国・夷狄, 九州史学, 174号, pp. 1-33, 20160901
  22. 胎蔵寺本尊胎内施入の元版本『大乗妙法蓮華経』について, 芸備地方史研究, 303号, pp. 1-33, 20161025
  23. ★, 国際環境のなかの平安日本, 『史学会シンポジウム叢書 摂関期の国家と社会』, pp. 231-253, 20161101
  24. ★, 海商と古代国家, 『日本古代交流史入門』, pp. 231-253, 20170630
  25. 備後国の臨済宗法燈派(安国寺・常興寺・善昌寺)についての補訂, 芸備地方史研究, 309号, pp. 1-16, 20180220
  26. 大臣大饗成立試論, 史人, 7号, pp. 81-95, 20180310
  27. 自然災害と民衆・国家―九世紀陸奥国奥郡の騒擾をめぐって―, 史人, 7号, pp. 96-104, 20180310
  28. ★, 日本律令国家における夷狄身分の解体, 史學研究, 305号, pp. 1-28, 20200331
  29. ★, 日本律令国家の「帝国」型儀礼体系の解体, 史人, 8号, pp. 76-107, 20201231
  30. ★, 東アジアのなかの日本律令国家「唐風化」再考, 史學研究, 308号, pp. 4-25, 20210331
  31. 夷俘専当国司と新羅僧, 日本歴史, 891号, pp. 56-61, 20220801
  32. 『香字抄』からみた宋代医学書の受容と惟宗俊通, 史學研究, 314号, pp. 21-44, 20230331
  33. 藤原頼長の「要書目録」と宋学, アジア社会文化研究, 25号, pp. 57-85, 20240331

著書等出版物

  1. 2023年03月01日, 『王朝貴族と外交 国際社会のなかの平安日本』, 吉川弘文館, 単行本(一般書), 単著, 日本語, 263
  2. 2012年02月20日, 『平安時代貿易管理制度史の研究』, 思文閣出版, 単行本(学術書), 単著, 日本語, 372