荻野 龍平RYOHEI OGINO

Last Updated :2024/10/01

所属・職名
大学院医系科学研究科(薬) 助教
メールアドレス
ryoginohiroshima-u.ac.jp
自己紹介
これまでは主に、食物アレルギーの抗原をみつけ、検査へと応用するための研究を行ってきました。今後もアレルギー患者さんのQOL改善に向けて、効果的な診断や除去食療法に結びつく研究を行ってまいります。 それに加えて、脂肪組織に存在する幹細胞の機能と肥満との関係、その幹細胞を利用した傷口や代謝性疾患の治療法の探索も行っています。

基本情報

主な職歴

  • 2017年04月01日, 2021年03月31日, 島根大学医学部附属病院, 皮膚科学講座, 研究員
  • 2021年04月01日, 広島大学, 大学院医系科学研究科, 助教

学歴

  • 島根大学, 医学系研究科, 医科学専攻 博士課程, 日本, 2017年04月01日, 2021年03月31日
  • 広島大学, 薬学部 薬学科, 日本, 2011年04月01日, 2017年03月31日

学位

  • 博士(医学) (島根大学)

教育担当

  • 【学士課程】 薬学部 : 薬学科 : 薬学プログラム
  • 【学士課程】 薬学部 : 薬科学科 : 薬科学プログラム
  • 【博士課程前期】 医系科学研究科 : 総合健康科学専攻 : 薬科学プログラム
  • 【博士課程後期】 医系科学研究科 : 総合健康科学専攻 : 薬科学プログラム
  • 【博士課程】 医系科学研究科 : 医歯薬学専攻 : 薬学専門プログラム

担当主専攻プログラム

  • 薬学プログラム

研究分野

  • 医歯薬学 / 薬学 / 医療系薬学
  • 医歯薬学 / 基礎医学 / 免疫学

研究キーワード

  • 食物アレルギー
  • 抗原同定
  • 脂肪由来間葉系幹細胞

所属学会

  • 日本アレルギー学会
  • 日本薬学会
  • 日本解剖学会

教育活動

授業担当

  1. 2024年, 学部専門, 3ターム, 臨床医学概論III
  2. 2024年, 学部専門, 1ターム, 臨床薬理学B

研究活動

学術論文(★は代表的な論文)

  1. Evaluation of a Novel Detection Method for Allergen-Specific IgE Antibodies with IgE Receptor Crosslinking Using Rat Food Allergy Model, Foods, 13巻, 17号, pp. 2713-2713, 20240827
  2. 血中抗原特異的 IgE 検査(ImmunoCAP®)陰性であったエビによる食物依存性運動誘発アナフィラキシーの 3 例, 西日本皮膚科, 86巻, 1号, pp. 16-21, 20240201
  3. A novel test for type-I allergy based on crosslink formation of immunoglobulin-E receptors by allergen-specific immunoglobulin-E antibodies and an allergen, Scientific Reports, 13巻, pp. 19676-19676, 20231111
  4. Scanning Electron Microscopy Analysis of Lymphatic Regeneration in a Secondary Lymphedema Mouse Model: A Preliminary Study, Lymphatics, 1巻, 3号, pp. 237-243, 20230926
  5. Cohort study of subclinical sensitization against galactose-alpha-1,3-galactose in Japan: Prevalence and regional variations, The Journal of dermatology, 20220912
  6. Hypoallergenic Wheat Line (1BS-18H) Lacking omega5-Gliadin Induces Oral Tolerance to Wheat Gluten Proteins in a Rat Model of Wheat Allergy., Foods, 11巻, 15号, pp. 2181-2181, 20220722
  7. Emerging Anti-Inflammatory Pharmacotherapy and Cell-Based Therapy for Lymphedema, International Journal of Molecular Sciences, 23巻, 14号, pp. 7614-7614, 20220709
  8. Role and Function of Mesenchymal Stem Cells on Fibroblast in Cutaneous Wound Healing, Biomedicines, 10巻, 6号, pp. 1391, 20220612
  9. Identification of Ribosomal Proteins as Cross-Reactive Allergens in a Case of Mushroom Allergy, J Investig Allergol Clin Immunol., 32巻, 1号, pp. 58-60, 20220221
  10. A novel detection method for cross-linking of IgE-receptors by autoantibodies in chronic spontaneous urticaria, Allergol Int., 71巻, 1号, pp. 94-102, 20220101
  11. ★, Identification of peroxidase-1 and beta-glucosidase as cross-reactive wheat allergens in grass pollen-related wheat allergy, Allergology International, 70巻, 2号, pp. 215-222, 20210401
  12. Identification of allergens for food-dependent exercise-induced anaphylaxis to shrimp, Scientific Reports, 11巻, 1号, pp. 5400, 20210308
  13. Antiodor Effects of Rice Bran Sheets in Patients with Malodorous Wounds, Journal of Palliative Medicine, 23巻, 6号, pp. 750-751, 20200601
  14. Adipose-Derived Stem Cells Promote Intussusceptive Lymphangiogenesis by Restricting Dermal Fibrosis in Irradiated Tissue of Mice, International Journal of Molecular Sciences, 21巻, 11号, pp. 3885, 20200529
  15. Development of a liquid chromatography-tandem mass spectrometry method for quantification of the egg allergen ovalbumin in rat plasma, Allergology International, 68巻, 3号, pp. 372-374, 20190701
  16. Quantification of the omega5- and gamma-gliadin content in wheat flour and rat plasma with an enzyme-linked immunosorbent assay using antibodies specific to their IgE-binding epitopes, Allergology International, 68巻, 1号, pp. 112-113, 20190101

著書等出版物

  1. アレルギーの臨床, PFASとしての小麦アレルギー, 北隆館, 2022年, 202210, その他, 分担執筆, 日本語, 荻野 龍平, 837-840
  2. 住まいとでんき, ハウスダストとアレルギーの関係 環境を整えて、アレルギー対策を, 日本工業出版, 2021年, 12, その他, 分担執筆, 日本語, 荻野龍平
  3. 2018年05月05日, 薬局, この薬は“いつ”“どの患者で”“どう使う”?抗ヒスタミン薬, 南山堂, 2018年, 5, 単行本(学術書), 共著, 日本語, 荻野 龍平、森田 栄伸, 2429-2434

招待講演、口頭・ポスター発表等

  1. I型アレルギーモデルラットの血清を用いた抗原架橋能を有する特異IgE抗体の新規検出法の確立と有用性の評価, 石井 聡一郎、古賀 祐基、山本 このみ、柿野 実咲、横大路 智治、荻野 龍平、垰越 崇範、松尾 裕彰, 日本薬学会第144年会, 2024年03月31日, 通常, 日本語, 公益社団法人日本薬学会, 横浜
  2. イミキモド誘発乾癬様皮膚炎モデルマウスにおける脂肪由来間葉系幹細胞移植治療の機序の解明, 荻野 龍平、德永 真悠、横大路 智治、垰越 崇範、松尾 裕彰, 日本薬学会第144年会, 2024年03月30日, 通常, 日本語, 公益社団法人日本薬学会, 横浜
  3. 乾癬モデルマウスに対する脂肪由来間葉系幹細胞移植の効果, 荻野 龍平、德永 真悠、横大路 智治、垰越 崇範、松尾 裕彰, 日本皮膚科学会第38回島根地方会, 2024年03月10日, 通常, 日本語, 島根
  4. 高親和性IgE受容体を架橋する血清中抗原特異IgE抗体の検出法の開発, 山本 このみ、古賀 祐基、石井 聡一郎、横大路 智治、荻野 龍平、垰越 崇範、松尾 裕彰, 第62回日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会 中国四国支部学術大会, 2023年10月29日, 通常, 日本語, 高知
  5. キノコ類による食物アレルギーの病態解明に向けたマウスモデルの作製, 高柴 朱花、荻野 龍平、横大路 智治、垰越 崇範、松尾 裕彰, 第62回日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会 中国四国支部学術大会, 2023年10月28日, 通常, 日本語, 高知
  6. HPLC法を用いたエトスクシミド、プリミドン、フェノバルビタール3剤同時定量法の確立, 伊藤 穂香、陰野 嘉隆、荻野 龍平、横大路 智治、垰越 崇範、松尾 裕彰, 第62回日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会 中国四国支部学術大会, 2023年10月28日, 通常, 日本語, 高知
  7. 乾癬モデルマウスを用いた脂肪由来間葉系幹細胞移植による乾癬治療機序の解明, 德永 真悠、荻野 龍平、横大路 智治、垰越 崇範、松尾 裕彰, 第62回日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会 中国四国支部学術大会, 2023年10月28日, 通常, 日本語, 高知
  8. エビアレルギーの原因抗原解析と新規検査法の開発, 千貫 祐子、荻野 龍平、横大路 智治、松尾 裕彰, 第72回 日本アレルギー学会学術大会, 2023年10月20日, 通常, 日本語, 東京
  9. LC-MS/MSによるテイコプラニン血中濃度測定法確立のための検討-HPLC法とラテックス免疫比濁法の測定対象の比較-, 陰野 嘉隆,松本 愛理,荻野 龍平,横大路 智治,垰越 崇範,松尾 裕彰, 日本医療薬学会 第6回フレッシャーズ・カンファランス, 2023年06月, 通常, 日本語, 京都
  10. 小麦アレルギーラットモデルを用いた低アレルゲン化小麦による経口免疫寛容誘導の解析, 猪口 紘生、山田 行徳、國本 恭平、横大路 智治、荻野 龍平、垰越 崇範、森田 栄伸、松尾 裕彰, 第61回 日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会 中国四国支部学術大会, 2022年11月05日, 通常, 日本語
  11. 高親和性IgE受容体を架橋する抗原特異的IgE抗体の新規検出法の構築, 古賀 祐基、内藤 瑞季、石井 聡一郎、横大路 智治、荻野 龍平、垰越 崇範、松尾 裕彰, 第61回 日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会 中国四国支部学術大会, 2022年11月05日, 通常, 日本語, 広島
  12. 高親和性IgE 受容体の架橋検出による自己免疫性蕁麻疹の新規検査法の有用性, 古賀 祐基, 横大路 智治, 荻野 龍平, 垰越 崇範, 高萩 俊輔, 石井 香, 千貫 祐子, 森田 栄伸, 秀 道広, 松尾 裕彰, 第23回 日本ヒスタミン学会, 2022年01月07日, 通常, 日本語, 京都 (オンライン)
  13. ネコアレルギー患者とpork-cat syndrome発症患者における抗原感作パターンの違い, 荻野 龍平, 赤澤 佳香, 千貫 祐子, 白築 理恵, 森田 栄伸, 第3回日本アレルギー学会中国・四国地方会, 2021年03月13日, 通常, 日本語
  14. ネコアレルギー患者とpork-cat syndrome患者における感作パターンの違いに関する検討, 赤澤 佳香, 荻野 龍平, 白築 理恵, 千貫 祐子, 森田 栄伸, 日本皮膚科学会 第36回島根地方会, 2021年03月07日, 通常, 日本語
  15. イネ科花粉に感作され発症したと考えられる花粉ー小麦アレルギーの交差性抗原解析, 荻野 龍平, 千貫 祐子, 森田 栄伸, 横大路 智治, 滝沢 大吾, 松尾 裕彰, 日本花粉学会第61回大会, 2020年10月09日, 通常, 日本語
  16. 脂肪由来幹細胞を用いた放射線照射部におけるリンパ管再生, 林田 健志, 荻野 龍平, 山川 翔, 第19回日本再生医療学会総会, 2020年05月18日, 通常, 日本語
  17. Establishment of wheat peroxidase I-specific IgE test to identify wheat-dependent exercise-induced anaphylaxis developed by sensitization to grass pollen, Eishin Morita, Ryohei Ogino, Yuko Chinuki, Tomoharu Yokooji, Hiroaki Matsuo, 49th European Society for Dermatological Research (ESDR) Annual Meeting, 2019年09月18日, 通常, 英語, Bordeaux, France
  18. リンパ浮腫モデルマウスを用いたリンパ管新生誘導因子に関する検討, 荻野 龍平, 林田 健志, 第124回日本解剖学会総会・全国学術集会, 2019年03月28日, 通常, 日本語
  19. 脂肪由来幹細胞と血管付きリンパ節移植の併用療法は、リンパ管を再生させることでリンパ浮腫を防止する, 林田 健志, 荻野 龍平, 第124回日本解剖学会総会・全国学術集会, 2019年03月28日, 招待, 日本語
  20. 精製アレルゲンコンポーネントを利用したエビ依存性運動誘発アナフィラキシー検査法の開発, 秋本 栞里, 横大路 智治, 松永 千裕, 前原 宏樹, 荻野 龍平, 千貫 祐子, 森田 栄伸, 松尾 裕彰, 日本皮膚科学会 第136回山陰・第32回島根合同開催地方会, 2019年03月03日, 通常, 日本語
  21. 質量分析装置を用いた血漿中食物抗原定量法の開発, 荻野 龍平, 大本 亜沙妃, 横大路 智治, 垰越 崇範, 松尾 裕彰, 森田 栄伸, 第67回日本アレルギー学会学術大会, 2018年06月22日, 通常, 日本語
  22. Identification of allergens for wheat-dependent exercise-induced anaphylaxis developed by sensitization to grass pollen, Ryohei Ogino, Yuko Chinuki, Daigo Takizawa, Tomoharu Yokooji, Hiroaki Matsuo, Eishin Morita, International Investigative Dermatology (IID) 2018, 2018年05月16日, 通常, 英語, Orlando, Florida, USA
  23. 質量分析装置を用いた血漿中食物抗原定量法の開発, 荻野 龍平, 大本 亜沙妃, 横大路 智治, 垰越 崇範, 森田 栄伸, 松尾 裕彰, 第47回日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会総会学術大会・第41回皮膚脈管・膠原病研究会, 2017年12月10日, 通常, 日本語
  24. 質量分析法による血漿中小麦グリアジン定量法の開発, 大本 亜沙妃, 荻野 龍平, 横大路 智治, 垰越 崇範, 松尾 裕彰, 日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会第56回中国四国支部学術大会, 2017年10月21日, 通常, 日本語
  25. イネ科花粉に感作された小麦アレルギー患者の抗原の同定, 滝沢 大吾, 荻野 龍平, 横大路 智治, 垰越 崇範, 千貫 祐子, 森田 栄伸, 松尾 裕彰, 日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会第56回中国四国支部学術大会, 2017年10月21日, 通常, 日本語
  26. 質量分析装置を用いた血漿中抗原濃度測定法の開発, 荻野 龍平, 大本 亜沙妃,横大路 智治,垰越 崇範,森田 栄伸,松尾 裕彰, 第66回日本アレルギー学会学術大会, 2017年06月16日, 通常, 日本語
  27. 質量分析法による卵白アレルゲン定量法の開発, 荻野 龍平, 大本 亜沙妃,横大路 智治,垰越 崇範,松尾 裕彰, 日本皮膚科学会第132回山陰・第28回島根合同開催地方会, 2017年03月05日, 通常, 日本語
  28. 質量分析法による血漿中卵アレルゲン定量法の開発, 荻野 龍平,大本 亜沙妃,横大路 智治,垰越 崇範,松尾 裕彰, 日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会第55回中国四国支部学術大会, 2016年11月05日, 通常, 日本語
  29. 質量分析法による血清中アレルゲン定量法の開発, 荻野 龍平, 大本 亜沙妃, 横大路 智治, 松尾 裕彰, 日本皮膚科学会第130回山陰・第26回島根合同開催地方会, 2016年02月28日, 通常, 日本語

受賞

  1. 2021年03月13日, 第3回日本アレルギー学会中国・四国地方会 優秀演題賞

外部資金

競争的資金等の採択状況

  1. 公益財団法人 三島海雲記念財団 2024年度 学術研究奨励金【自然科学部門】, 交差反応性食物アレルギーの発症に対する抗原感作経路と共存物質の影響解析, 2024年07月, 2025年07月
  2. 科学研究費助成事業 基盤研究(C), NETs放出抑制作用に着目した脂肪由来間葉系幹細胞による乾癬治療機序の探索, 2024年, 2027年
  3. 科学研究費助成事業 (若手研究), 感作経路に着目した花粉-食物アレルギー症候群モデルマウスの作製, 2022年04月01日, 2024年03月31日
  4. 科学研究費助成事業 (若手研究), 脂肪由来幹細胞の自家移植による乾癬の根治的治療法の開発, 2020年04月01日, 2022年03月31日

社会活動

学術雑誌論文査読歴

  1. 2022年, Translational Research, Reviewer, 1