太田 亨TORU OTA

Last Updated :2024/05/07

所属・職名
広島大学 准教授
メールアドレス
totahiroshima-u.ac.jp
自己紹介
日本中世における禅僧の漢詩文・漢籍の注釈書(抄物)について研究している。また、国語における漢文教材のあり方についても研究している。

基本情報

学位

  • 修士(文学) (広島大学)
  • 博士(文学) (広島大学)

研究キーワード

  • 中国文学・日本漢文学・五山文学

所属学会

  • 東方学会
  • 広島漢文教育学会
  • 中国中世文学会
  • 日本中国学会
  • 日本杜甫学会

教育活動

授業担当

  1. 2024年, 学部専門, 1ターム, 研究指導IIB
  2. 2024年, 修士課程・博士課程前期, セメスター(前期), 漢字文化論講義A
  3. 2024年, 修士課程・博士課程前期, セメスター(後期), 漢字文化論講義B
  4. 2024年, 修士課程・博士課程前期, セメスター(前期), 漢字文化論演習A
  5. 2024年, 修士課程・博士課程前期, セメスター(後期), 漢字文化論演習B
  6. 2024年, 修士課程・博士課程前期, セメスター(前期), 特別研究
  7. 2024年, 修士課程・博士課程前期, セメスター(後期), 特別研究
  8. 2024年, 博士課程・博士課程後期, セメスター(前期), 特別研究
  9. 2024年, 博士課程・博士課程後期, セメスター(後期), 特別研究

研究活動

学術論文(★は代表的な論文)

  1. 司馬遷と『史記』―教材研究における基礎知識―, 愛媛国文研究, 72号, pp. 26-35, 202212
  2. 『空華集』訳注―七言絶句部(三)―, 愛媛大学教育学部紀要, 69巻, pp. 110-118, 202212
  3. 『論語』の授業における一視点(4), 愛媛国文と教育, 54号, pp. 1-16, 202203
  4. 日本における柳宗元集について, 愛媛大学教育学部紀要, 68巻, pp. 283-296, 202112
  5. 仁甫聖寿抄『続臆断』(慶應義塾大学斯道文庫所蔵)瞥見, 杜甫研究年報, 4号, pp. 64-78, 202103
  6. 抄者「月谷周進(養雲翁)」の学統をめぐって, かがみ, 51号, pp. 35-57, 202103
  7. 漢文授業における「漢詩文化」と「漢詩創作」の取り扱いについて, 愛媛国文と教育, 53号, pp. 1-11, 202103
  8. 『空華集』訳注―七言絶句部(二)―, 愛媛大学教育学部紀要, 67巻, pp. 167-176, 202012
  9. 漢文授業における漢字の取り扱いについて, 愛媛国文と教育, 52号, pp. 1-13, 202003
  10. 『空華集』訳注―七言絶句部(一)―, 愛媛大学教育学部紀要, 66巻, pp. 165-173, 201912
  11. 『論語』の授業における一視点(3), 愛媛国文と教育, 51号, pp. 1-23, 201903
  12. 日本中世禅林における杜詩受容―杜詩の援用について(中期の場合)―, 愛媛大学教育学部紀要, 65巻, pp. 305-320, 201810
  13. 『論語』の授業における一視点(2), 愛媛国文と教育, 50号, pp. 1-13, 201803
  14. 日本中世禅林における杜詩受容―杜甫と自然の関係に着目して(中期の場合)―, 愛媛大学教育学部紀要, 64巻, pp. 351-362, 201712
  15. 日本中世禅林文学における茶に関わる典故表現について, 白居易研究年報, 18号, pp. 195-228, 201712
  16. 日本中世禅林における杜詩受容―中期における杜甫の困窮像について―, 愛媛大学教育学部紀要, 63巻, pp. 305-316, 201610
  17. 日本中世禅林における白居易受容の特質について, 白居易研究年報, 16号, pp. 224-246, 201512
  18. 日本中世禅林における『古文真宝』解釈―「後出師表」の脱落句の可能性に着目して―, 愛媛大学教育学部紀要, 62巻, pp. 267-275, 201510
  19. 日本中世禅林における『古文真宝』解釈―「滕王閣序」の制作年に着目して―, 中国古典文学研究, 12号, pp. 19-27, 201507
  20. 日本中世禅林における杜詩受容―忠孝への関心(中期の場合)・詩文詠出の様相―, 中国中世文学研究, 65号, pp. 66-85, 201503
  21. 『論語』の授業における一視点, 愛媛国文研究, 64号, pp. 66-77, 201412
  22. 日本中世禅林における柳宗元詩受容の一側面―五山版の書き入れをめぐって―, 中国中世文学研究, 63・64号, pp. 356-375, 201411
  23. 日本中世禅林における『古文真宝』受容の様相―「秋風辞」注の「三韻一叶」「六韻一叶」をめぐって―, 愛媛大学教育学部紀要, 61巻, pp. 259-274, 201410
  24. 国語における漢語・漢文の位置付け―高校の漢文授業導入期について―, 日本語学, 8号, pp. 50-61, 201408
  25. 慶應義塾図書館所蔵『大堂供坊帳紙背杜詩抄』(仮称)について, 中国古典文学研究, 11号, pp. 1-28, 201312
  26. 日本中世禅林における杜詩受容―禅的要素に着目して(中期の場合)―, 愛媛大学教育学部紀要, 60巻, pp. 316-330, 201310
  27. 中国文学側の視点からの禅林文学―柳宗元の受容を中心に―, 名古屋大學中国語學文學論集, 24巻, 24号, pp. 31-54, 201212
  28. 日本中世禅林における杜詩解釈「キ府詠懐」―身は許す 双峰寺、門は求む 七祖禅―について, 中国中世文学研究, 61号, pp. 46-68, 201210
  29. 鸞岡省佐『古文真宝不審』について―翻刻と本文解説―, 愛媛大学教育学部紀要, 59巻, pp. 313-328, 201210
  30. 蓬左文庫所蔵鈔本『増広註釈音弁唐柳先生集』について, 中国文史論叢, 8号, pp. 43-54, 201203
  31. 東北大学所蔵五山版『新刊五百家註音辯唐柳先生文集』について―書き入れ抄文の検討―, 中国古典文学研究, 9号, pp. 1-11, 201112
  32. 日本中世禅林における柳宗元受容―後期の場合―, 愛媛大学教育学部紀要, 58巻, pp. 269-284, 201110
  33. 五山版『新刊五百家註音弁唐柳先生文集』について―五山版の再検討をめぐって―, 文学, 12巻, 5号, pp. 181-195, 201109
  34. 静嘉堂文庫所蔵宋版『唐柳先生文集』残巻について, 東方学, 122巻, 132号, pp. 29-46, 201107
  35. 五山文学概説, 『アジア遊学』, 142号, pp. 112-118, 201105
  36. 宋版『唐柳先生文集』巻十四「説」部の復元―書陵部所蔵『新刊五百家註音弁唐柳先生文集』の書き入れを手がかりに―, 中国古典文学研究, 8号, pp. 73-84, 2010
  37. 李白「静夜思」の授業実践について, 漢文教育, 35号, pp. 35-41, 2010
  38. 日本中世禅林における柳文解釈―「送薛存義之任序」の場合―, 愛媛大学教育学部紀要, 57号, pp. 289-310, 2010
  39. 日本中世禅林における柳文解釈―「乗桴説」について―, 中国古典文学研究, 7号, pp. 17-32, 2009
  40. 漢文学習における「話すこと・聞くこと」について, 漢文教育, 33号, pp. 71-80, 2009
  41. 日本中世禅林における柳宗元受容―中期の場合―, 愛媛大学教育学部紀要, 56巻, pp. 345-356, 2009
  42. 建仁寺両足院所蔵『柳文抄』の編纂者について―国立歴史民俗博物館所蔵五山版『新刊五百家註音弁唐柳先生集』書き入れ者との関係―, 国語国文, 78巻, 1号, pp. 1-15, 2009
  43. 特集座談会「国語総合」における漢文指導の課題について, 愛媛国文研究, 58号, pp. 58-87, 2008
  44. 漢詩授業における展開の工夫―構成の理解からイメージの想起へ―, 漢文教育, 33号, pp. 35-49, 2008
  45. 柳宗元を学んだ禅僧たち―韓愈との比較, 漢籍と日本人2(アジア遊学), 116号, pp. 70-79, 2008
  46. 日本中世禅林における柳宗元受容―その過程と問題点―, 愛媛大学教育学部紀要, 55号, pp. 215-224, 2008
  47. 日本中世禅林における杜詩受容―『集千家註批点杜工部詩集』の中期禅林に及ぼした影響―, 禅学研究, 86号, pp. 99-125, 2008
  48. 日本中世禅林における柳宗元受容―初期の場合―, 中国古典文学研究, 5号, pp. 66-83, 2007
  49. ディベートを活用した漢文授業―『論語』と『老子』を教材に用いた場合―, 広島商船高等専門学校紀要, 29号, pp. 13-24, 2007
  50. 日本中世禅林における杜詩受容―中期における杜甫の情に対する関心―, 広島商船高等専門学校紀要, 29号, pp. 1-11, 2007
  51. 日本中世禅林における謝霊運受容―初期の場合―, 中国古典文学研究, 4号, pp. 37-51, 2006
  52. プレゼンテーションを活用した漢文授業―『論語』の場合―, 漢文教育, 31号, pp. 42-65, 2006
  53. 禅林における杜詩注釈書受容の一側面―『杜詩続翠抄』の場合―, 漢籍と日本人(アジア遊学), 93号, pp. 100-110, 2006
  54. 漢文教材を援用したプレゼンテーション―四字熟語を利用した場合―, 広島商船高等専門学校紀要, 28号, pp. 21-32, 2006
  55. 日本禅林における杜詩受容―『杜詩続翠抄』に見られる中期禅僧の杜詩研究―, 広島商船高等専門学校紀要, 28号, pp. 7-19, 2006
  56. 日本中世禅林における陶淵明受容(2)―初期における杜甫受容と比較して―, 中国古典文学研究, 3号, pp. 69-88, 2005
  57. プレゼンテーションを活用した漢文授業―故事を含んだ四字熟語の場合―, 漢文教育, 30号, pp. 19-48, 2005
  58. 日本禅林における杜詩解釈―「賛上人に別る」詩について―, 中国中世文学研究, 48号, pp. 51-70, 2005
  59. 漢文教育における教材活用の工夫―「蛇足」の場合―, 広島商船高等専門学校紀要, 27号, pp. 23-32, 2005
  60. 日本禅林における杜詩受容―中期禅僧の日録に見られる杜詩の浸透―, 広島商船高等専門学校紀要, 27号, pp. 7-21, 2005
  61. 日本中世禅林における陶淵明受容―初期の場合―, 中国古典文学研究, 2号, pp. 75-116, 2004
  62. 日本禅林における杜詩受容について―中期禅林における杜甫画図賛詩に着目して―, 中国中世文学研究, 44号, pp. 370-403, 2004
  63. 日本禅林における杜詩解釈―杜甫「巳上人茅齋」詩について―, 広島商船高等専門学校紀要, 26号, pp. 1-8, 2004
  64. 「蒼生」語について, 中国古典文学研究, 1号, pp. 35-46, 2003
  65. 日本禅林における中国の杜詩注釈書受容―『集千家註分類杜工部詩』から『集千家註批点杜工部詩集』へ―, 日本中国学会報, 55巻, 55号, pp. 240-256, 2003
  66. 禅林における杜詩注釈書受容について―初期の場合―, 中国学研究論集, 9号, pp. 19-36, 2002
  67. 杜詩注釈書『心華臆断』について―日本禅林における杜詩解釈の様相―, 日本中国学会報, 54号, pp. 299-314, 2002
  68. 初期禅林における外集受容初探―杜詩受容を中心として―, 中国中世文学研究, 41号, pp. 19-43, 2002
  69. 日本禅林における杜詩受容―初期における応用と浸透―, 中国学研究論集, 8号, pp. 19-35, 2001
  70. 日本禅林における杜詩受容―忠孝への関心(初期の場合)―, 中国中世文学研究, 40号, pp. 367-379, 2001
  71. 日本禅林における杜詩受容―禅林初期における杜詩評価―, 中国中世文学研究, 39号, pp. 13-31, 2001

著書等出版物

  1. 2021年10月, 室町文化の座標軸, 室町文化の座標軸, 勉誠出版, 単行本(学術書), 共著, 太田 亨, pp. 230-257
  2. 2019年01月, 佐藤利行教授還暦記念日中比較文化論集, 佐藤利行教授還暦記念日中比較文化論集, 白帝社, 単行本(学術書), 共著, 太田 亨, pp. 303-325
  3. 2016年06月, 禅から見た日本中世の文化と社会, 禅から見た日本中世の文化と社会, ぺりかん社, 単行本(学術書), 共著, jpn, 太田 亨, pp. 80-97
  4. 2016年06月, 杜甫全詩訳注一, 杜甫全詩訳注一, 講談社, 単行本(学術書), 共著, jpn, 太田 亨, pp. 357-451
  5. 2015年09月, 『富永一登退休記念論集 中国古典テクストとの対話』, 『富永一登退休記念論集 中国古典テクストとの対話』, 研文出版, 単行本(学術書), 共著, jpn, 太田 亨, pp. 415-439
  6. 2010年, 両足院叢書『柳文抄』, 両足院叢書『柳文抄』, 臨川書店
  7. 2000年03月, 『山本昭教授退休記念中国学論集』, 『山本昭教授退休記念中国学論集』, 白帝社, 単行本(学術書), 共著, jpn, 太田 亨, pp. 273-292
  8. 1999年10月, 『岡村貞雄博士古希記念中国学論集』, 『岡村貞雄博士古希記念中国学論集』, 白帝社, 単行本(学術書), 共著, jpn, 太田 亨, pp. 269-285

招待講演、口頭・ポスター発表等

  1. 司馬遷と史記, 太田 亨, 令和4年度高教研国語部会夏季特別教材研究会, 2022年10月02日
  2. 日本中世禅林における中国文学受容について―応永年間を中心に, 太田 亨, 永享期文化論研究会, 2019年09月28日
  3. 『論語』授業における一視点, 太田 亨, 平成三十年度広島県高等学校教育研究会国語部会研究会, 2018年08月17日
  4. 『論語』授業の一視点, 太田 亨, 平成26年度高教研国語部会夏季特別教材研究会, 2014年08月05日
  5. 日本中世禅林における柳宗元詩受容の一側面 ―五山版の書き入れをめぐって―, 太田 亨, 第五十九回中国四国地区中国学会大会, 2013年06月01日
  6. 日本中世禅林における杜甫と禅―後期の場合―, 太田 亨, 二〇一二年度国際高等研究所研究プロジェクト「宗教が文化と社会に及ぼす生命力についての研究―禅をケーススタディーとして―」研究集会, 2013年02月17日
  7. 漢文とインターネット, 太田 亨, 愛媛県中・高等学校図書部会, 2012年05月17日
  8. 日本中世禅林における杜甫と禅―中期の場合―, 太田 亨, 二〇一一年度国際高等研究所研究プロジェクト「宗教が文化と社会に及ぼす生命力についての研究―禅をケーススタディーとして―」研究集会, 2011年12月17日
  9. 日本中世禅林における杜甫と禅―初期の場合―, 太田 亨, 二〇一〇年度国際高等研究所研究プロジェクト「宗教が文化と社会に及ぼす生命力についての研究―禅をケーススタディーとして―」研究集会, 2010年12月17日
  10. 静嘉堂文庫所蔵『唐柳先生文集』(宋版)の残巻について, 太田 亨, 二〇一〇年度中唐文学会大会, 2010年10月08日
  11. 李白「静夜思」詩の実践授業, 太田 亨, 漢文教育研究会 平成21年度 研究大会, 2009年12月04日
  12. 日本中世禅林における柳宗元受容の諸層, 太田 亨, 平成十九年度愛媛大学教育学部国際理解コース卒論発表会講演, 2008年02月16日
  13. 日本中世禅林における柳宗元受容, 太田 亨, 平成十九年度四国東洋学研究者会議, 2007年11月07日
  14. 日本中世禅林における杜詩受容―『集千家註批点杜工部詩集』の影響―, 太田 亨, 日本人と漢籍 日中文化交流会, 2006年07月29日
  15. プレゼンテーションを活かした漢文授業―四字熟語を教材として―, 太田 亨, 漢文教育研究会平成16年度研究大会, 2004年12月03日
  16. 日本禅林における杜詩解釈―「賛上人に別る」詩について―, 太田 亨, 平成十五年度中国中世文学会大会, 2003年10月18日
  17. 日本禅林における杜詩注釈書の受容―『集千家註批点杜工部詩集』を中心に―, 太田 亨, 日本中国学会第五十四回大会, 2002年10月13日
  18. 杜詩注釈書『心華臆断』の復元について―日本中世禅林における杜詩受容の実態―, 太田 亨, 日本中国学会第五十三回大会, 2001年10月07日
  19. 日本禅林における杜詩受容―初期の場合―, 太田 亨, 日本中国学会第五十二回大会, 2000年10月08日
  20. 日本禅林における杜詩受容―初期の場合―, 太田 亨, 第四十六回中国四国地区中国学会大会, 2000年05月27日

受賞

  1. 2003年, 日本中国学会賞

外部資金

競争的資金等の採択状況

  1. 科学研究費助成事業 基盤研究(C), 義堂周信研究―対人関係と文学観に着目して―, 2021年04月, 2024年03月
  2. 科学研究費補助金, 義堂周信『空華集』における観念的世界―典故表現の全貌解明を目指して, 2017年04月, 2020年03月
  3. 科学研究費補助金, 日本中世禅林における杜詩受容の研究, 2012年04月, 2015年03月
  4. 科学研究費補助金, 日本中世禅林における柳宗元受容の研究, 2009年04月, 2012年03月
  5. 科学研究費補助金, 日本中世禅林における柳宗元受容の基礎的研究, 2006年04月, 2009年03月

社会活動

委員会等委員歴

  1. 評議員, 2017年10月, 日本杜甫学会
  2. 大会委員会幹事, 2008年, 日本中国学会