大嶋 広美HIROMI OSHIMA

Last Updated :2024/10/01

所属・職名
大学院人間社会科学研究科 准教授
メールアドレス
oshimah.at-hiroshima-u.ac.jp (< .at- )
自己紹介
中国の漢語方言、特に中国南方の客家(ハッカ)方言、贛(カン)方言と中国少数民族のショー族の言葉を研究しています。中国南方地域に赴いて言語調査を行い、調査で得たデータと過去の資料文献をもとに中国南方諸言語の音声および通時的・共時的音韻変化について研究をしています。

基本情報

学位

  • 修士(言語学) (筑波大学)
  • 博士(文学) (中山大学(中国))

教育担当

  • 【学士課程】 総合科学部 : 総合科学科 : 総合科学プログラム
  • 【博士課程前期】 人間社会科学研究科 : 人文社会科学専攻 : 人間総合科学プログラム
  • 【博士課程後期】 人間社会科学研究科 : 人文社会科学専攻 : 人間総合科学プログラム

担当主専攻プログラム

  • 言語文化プログラム

研究分野

  • 人文学 / 言語学 / 言語学

研究キーワード

  • 中国語学
  • 中国語の方言
  • 音声学
  • 音韻論
  • 畲(ショー)話
  • 客家方言
  • 贛語

所属学会

  • 日本言語学会
  • 日本音声学会
  • 日本中国学会
  • 日本中国語学会

教育活動

授業担当

  1. 2024年, 教養教育, 1ターム, ベーシック中国語I
  2. 2024年, 教養教育, 1ターム, ベーシック中国語I
  3. 2024年, 教養教育, 2ターム, ベーシック中国語II
  4. 2024年, 教養教育, 2ターム, ベーシック中国語II
  5. 2024年, 教養教育, 3ターム, ベーシック中国語III
  6. 2024年, 教養教育, 3ターム, ベーシック中国語III
  7. 2024年, 教養教育, 4ターム, ベーシック中国語IV
  8. 2024年, 教養教育, 4ターム, ベーシック中国語IV
  9. 2024年, 学部専門, 3ターム, 言語フィールドワーク
  10. 2024年, 学部専門, 2ターム, 中国語学演習
  11. 2024年, 学部専門, 1ターム, 中国語中級聴取法演習
  12. 2024年, 学部専門, 2ターム, 中国語上級聴取法演習
  13. 2024年, 修士課程・博士課程前期, セメスター(前期), 言語構造論

研究活動

学術論文(★は代表的な論文)

  1. 台湾人の言語行動―― 方言の使用状況及び方言に対する考え方について, 言語行動論報告, 2巻, pp. 57-70, 1992
  2. マレーシア客家語の音韻及び語彙――Ipoh(イポー)の客家語について, 筑波中国文化論叢, 13号, pp. 1-51, 1993
  3. ★, 南豊音系, 中山大学(社会科学版), 3巻, pp. 124-136, 1995
  4. 梅県客家語会話(1), 中国語学研究『開篇』, 13号, pp. 94-112, 1995
  5. ★, 贛語知三,章組声母, 中国語学, 243号, pp. 163-170, 1996
  6. 梅県客家語会話(2), 中国語学研究『開篇』, 14号, pp. 143-160, 1996
  7. 捲舌音声母方言データベース(RTFL)の作成とその結果――コンセプト,仕様,方言地図作成への応用, 中国における言語地理と人文・自然地理(3)『漢語方言学論文集』, pp. 1-15, 1998
  8. 梅県客家語会話(3), 中国語学研究『開篇』, 17号, pp. 105-129, 1998
  9. ★, 南豊話の入声, 中国文化, 56号, pp. 1-12, 1998
  10. 中国方言地図「找(ものをさがす)」, 中国における言語地理と人文・自然地理(5)『漢語方言地図集(稿)第3集』, pp. 56-58, 1999
  11. 中国方言地図「鉛筆,及び語形“铅笔”の一字目の声母」, 中国における言語地理と人文・自然地理(5)『漢語方言地図集(稿)第3集』, pp. 141-143, 1999
  12. 中国方言地図「牙喉音三等字――“家”の字音」, 中国における言語地理と人文・自然地理(5)『漢語方言地図集(稿)第3集』, pp. 146-148, 1999
  13. 福建省長汀県客家方言の音韻体系, 中国における言語地理と人文・自然地理(7)『言語類型地理論シンポジウム論文集』, pp. 194-213, 2000
  14. 江西省鉛山県太源畬語(畬客家語)の音韻体系, マテシス・ウニウェルサリス, 4巻, 1号, pp. 123-141, 2002
  15. 中国江西省宜春方言の指示代名詞の機能, マテシス・ウニウェルサリス, 6巻, 1号, pp. 65-86, 2004
  16. 畲話的使用情況――中国東南部的多方言島, 瀕危方言学学術研討会論文集, pp. 47-58, 2009
  17. ★, 蒼南県鳳陽畲族郷頂堡畲話韻母中的[l]音, 中国語文研究(香港中文大学), 30巻, pp. 1-10, 2010
  18. ★, 豊順県鳳坪村畲話的上声調嘎裂声, 文化遺産, 3号, pp. 157-162, 2011
  19. 羅源畲話二字連読変調以及其音変, 第2届瀕危方言学学術研討会論文集, pp. 9-19, 2011
  20. 基於学科服務的個案研究―-訪談日籍留学生対客家方言研究的信息需求, 図書館論壇, 32巻, 2号, pp. 53-56,76, 2012
  21. ★, 江西省吉安畲話的声調, 中国文化, 78巻, pp. 28-42, 202006
  22. 早期天主教客家方言文獻的方言歸屬地問題, Bulletin of Chinese Linguistics, 14巻, 2号, pp. 222-237, 20211215

著書等出版物

  1. 2002年, 客家方言研究:第四届客方言研討会論文集, 福建省長汀県紅山客家話的連読変調, 曁南大学出版社, 2002年, 単行本(学術書), 共著, 中国語, 7810791192
  2. 2005年, ”移民與客家文化” 国際学術研討会論文集, 馬来西亜怡保客家語的語音特点, 広西師範大学出版社, 2005年, 単行本(学術書), 共著, 中国語, 7563357173
  3. 2013年, 日本客家研究的視角与方法 : 百年的軌跡, ”二戦”後客家方言研究的興起与発展, 社会科学文献出版社, 2013年, 単行本(学術書), 共著, 中国語, 9787509749272
  4. 2018年, 客家方言調査研究, 信豊県正平鎮球獅客家話的音韻特点, 中山大学出版社, 2018年, 単行本(学術書), 共著, 中国語, 9787306064486
  5. 2022年03月31日, 《岩田礼教授栄休紀念論文集》下冊, 畲話的短調, デザインエッグ社, 2022年, 03, 単行本(学術書), 共著, Chinese, 岩田礼教授栄休紀念論文集編輯組, 978-4815032364, 426, 247-261
  6. 2022年09月, 漢語方言研究的多維視角, 美国瑪利諾外方伝教会與客家方言研究, 上海教育出版社, 2022年, 09, 単行本(学術書), 共著, Chinese, 大嶋広美、荘初昇, 978-7-5720-1514-4, 455, 219-228

招待講演、口頭・ポスター発表等

  1. 贛語の知三,章組の声母について, 大嶋広美, 日本中国語学会関東支部月例会, 1996年01月20日, 通常, 日本語, 日本中国語学会, 筑波大学
  2. 南豊話的入声韻尾, 大嶋広美, 漢語史研究会, 1996年07月02日, 通常, 中国語, 青山学院大学
  3. 贛語南豊話の入声韻尾について, 大嶋広美, 平成8年度日本音声学全国大会, 1996年09月21日, 通常, 日本語, 日本音声学会, 東京外国語大学
  4. 湖南省洞口県城関話的贛語特点, 大嶋広美, 漢語史研究会, 1997年06月07日, 通常, 中国語, 遠藤光暁, 青山学院大学
  5. 捲舌音声母方言データベースの作成とその成果, 岩田礼、大嶋広美, 佐藤進、大嶋広美、石崎博志、荻原裕敏、更級慎一、松江崇, 日本中国語学会第47回全国大会, 1997年10月26日, 通常, 日本語, 日本中国語学会, 東海大学
  6. 福建省長汀県紅山客家話的連読変調, 大嶋広美, 第4届国際客家方言研討会, 2000年11月15日, 招待, 中国語, 広東省梅県
  7. 畲語について ―― 調査中間報告,江西省鉛山県畲語の音韻体系, 大嶋広美, 言語文化接触に関する研究プロジェクト, 2001年03月21日, 招待, 日本語, 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所, 東京外国語大学
  8. 馬来西亜怡保客家語的語音特点, 大嶋広美, 世界客属第二十届懇親大会「移民與客家文化」国際学術研討会, 2005年10月12日, 招待, 中国語, 四川省社会科学院, 中国四川省成都
  9. 畲話的使用情況―-中国東南部的多方言, 大嶋広美, 首届瀕危方言学学術研討会, 2009年11月28日, 招待, 中国語, 中山大学, 広州、中山大学
  10. 浙江省蒼南県頂堡畲話的-l韻尾, 大嶋広美, 首届広東省中国語言文学学科研究生学術論壇, 2010年07月10日, 通常, 中国語, 中山大学, 中山大学
  11. 畲族的語言学与人類学発現, 大嶋広美, 2010年08月24日, 招待, 中国語, 復旦大学生物遺伝研究所現代人類学教育部重点実験室
  12. 羅源畲話二字連読変調以及其音変, 大嶋広美, 第二届瀕危方言学学術研討会, 2011年09月24日, 招待, 中国語, 吉首大学, 吉首大学
  13. 江西省信豊県正平客家語の音韻的特徴, 大嶋広美, 日本中国語学会中国支部例会, 2016年10月23日, 通常, 日本語, 広島大学
  14. 日中異文化コミュニケーションからみる中国語と日本語の特質(从中日异文化交流看中日文特征), 大嶋広美, 2016年12月02日, 招待, 日本語, 中山大学(中国)外国語学院, 中国広東省広州市
  15. 江西信豊県正平球獅話的音韻特点, 大嶋広美, 第十二届客家方言学術研討会, 2016年12月04日, 招待, 中国語, 中山大学(中国)
  16. 江西吉安畲話的嘎裂声, 大嶋広美, 第六届中国語言資源国際学術研討会, 2019年09月23日, 招待, 中国語, 中国語言資源保護研究中心 , 浙江師範大学(中国)
  17. メリノールと客家方言, 大嶋広美, 第15回漢語方言研究会, 2021年08月27日, 日本語, 漢語方言研究会, 近畿大学
  18. 沖縄宮古多良間島方言をスペクトルから分析する―「リ゜」の発音を中心に―, 大嶋広美,身原佑季子,北原真冬, 2021 年(第 13 届)日語教育与日本学研究国際研討会, 2021年11月13日, 通常, 日本語, 中国日語教学研究会上海分会, 同済大学,上海
  19. マレーシア客家方言の教科書 Hakka Lessons の成書過程, 大嶋広美, 漢語方言研究会, 2024年03月28日, 通常, 日本語, 漢語方言研究会, 京都外国語大学

受賞

  1. 2010年, 首届広東省中国語言文学学科研究生学術論壇優秀賞, 中山大学
  2. 2017年09月29日, 平成29年度広島大学女性研究者奨励賞, 広島大学

外部資金

競争的資金等の採択状況

  1. 科学研究費助成事業(若手研究), マレーシアにおける客家方言の社会言語学的研究, 2023年, 2027年
  2. 科学研究費助成事業(若手研究), 中国ショー話の記述的研究, 2018年
  3. 中国教育部人文社会科学重点研究基地重大項目, 『嶺南瀕危方言研究』, (共同研究者), 2008年, 2011年
  4. 中国国家社会科学基金重大項目, 『海外珍蔵漢語文献与南方明清漢語研究』,(共同研究者), 2012年, 2017年
  5. 中国国家社会科学基金重大項目, 『海内外客家方言的語料庫建設和総合比較研究』, (共同研究者), 2014年, 2020年
  6. 広島大学女性研究者奨励賞, 中国ショー話の音韻研究, 2017年, 2018年
  7. 科学研究費助成事業(若手研究), 中国ショー話の記述的研究, 2018年, 2023年

社会活動

その他社会貢献活動(広大・部局主催含)

  1. 体験授業, 未知の言語を聞いてみよう!, マイナビ, 2018年/06月/20日, 広島県立総合体育館, 講師, 出前授業, 高校生
  2. 模擬授業, 言語フィールドワークとはなにか, 2021年/11月/09日, 広島市立舟入高等学校, 講師, 出前授業, 高校生
  3. 総合科学から見る人間, 中国語とその方言 ― ことばと人とのかかわり, 広島大学総合科学部, 2022年/10月/29日, 広島大学総合科学部, 講師, 講演会, 社会人・一般