那須 佳津美KATSUMI NASU

Last Updated :2024/12/02

所属・職名
大学院医系科学研究科(保) 講師
メールアドレス
nasukhiroshima-u.ac.jp
自己紹介
人は皆相互依存しており、どんなに弱く、傷つきやすくなっても、最期まで尊厳を持って生きることができる、長く生きることに希望を持てる、そんな社会の実現のために必要なケアは何か、学生の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。特に、認知症の人の人生の最終段階において、認知症の人とその家族へのケアについて研究しています。

基本情報

主な職歴

  • 2021年, 安田女子大学, 助教
  • 2010年04月01日, 2012年03月31日, 広島大学, 大学院保健学研究科, 助教
  • 2005年, 癌研究会有明病院, 看護師
  • 1999年, 虎の門病院, 看護師

学歴

  • 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 博士課程看護先進科学専攻, 日本, 2014年04月, 2020年03月
  • 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 博士前期課程総合保健看護学専攻, 日本, 2003年04月, 2005年03月
  • 千葉大学, 看護学部, 看護学科, 日本, 1995年04月, 1999年03月

学位

  • 修士(看護学) (東京医科歯科大学)
  • 博士(看護学) (東京医科歯科大学)

教育活動

授業担当

  1. 2024年, 学部専門, 集中, 総合実習
  2. 2024年, 学部専門, 2ターム, 老年看護方法演習
  3. 2024年, 学部専門, セメスター(前期), 老年看護学概論
  4. 2024年, 学部専門, 4ターム, 老年健康障害看護
  5. 2024年, 学部専門, 集中, 老年看護学実習
  6. 2024年, 学部専門, 通年, 卒業研究

研究活動

学術論文(★は代表的な論文)

  1. Family Caregivers' Needs in Long-Term Care Facilities: A Descriptive Qualitative Study, Research in gerontological nursing, 17巻, 4号, pp. 177-187, 2024
  2. Sustaining the nursing workforce - exploring enabling and motivating factors for the retention of returning nurses: a qualitative descriptive design, BMC Nurisng, 23巻, 2024
  3. ★, Ambulance use and emergency department visits among people with dementia: A cross-sectional survey., Nursing and Health Sciences, 25巻, 4号, pp. 712-720, 2023
  4. Facors related to liability for damages for adverse events occurring in long-term care facilities., PLoS One, 18巻, 5号, pp. e0283332., 2023
  5. Effects of an advance care planning training program for certified palliative care nurses in Japan, Journal of Cancer Education, 38: 357-363, 2023, 38巻, 1号, pp. 357-363, 2023
  6. 認知症の人の死に対する家族の準備に関する尺度の日本語版原案の作成, 安田学術研究論集, 52巻, pp. 193-200, 2023
  7. エンドオブライフケアについて考える 高齢者ケア施設で看護職が実践するEOLケア, 臨床老年看護, 30巻, 5号, pp. 25-30, 2023
  8. 集まる つながる 広がる 若手研究者のバトン 長く生きることに希望を持てる社会を実現するために, 看護研究, 56巻, 3号, pp. 181-185, 2023
  9. Long-term care nurses' perceptions of a good death for people with dementia: A qualitative descriptive study, International Journal of Older People Nursing, 17巻, 3号, 2022
  10. ★, Rebuilding and guiding a care community: A grounded theory of end-of-life nursing care practice in long-term care settings, Journal of Advanced Nursing, 76巻, 4号, pp. 1009-1018, 2020
  11. ★, End-of-life nursing care practice in long-term care settings for older adults: A qualitative systematic review, International Journal of Nursing Practice, 26巻, 2号, 2020
  12. 看護研究で念頭に置いておきたい報告ガイドライン30 ENTREQ 質的研究の統合の報告における透明性を高めるENTREQ声明, 看護研究, 53巻, 2号, pp. 98-99, 2020
  13. 【老年医学(下)-基礎・臨床研究の最新動向-】老年看護学 さまざまな健康状態に応じた高齢者の看護, 日本臨床, 76巻, pp. 711-716, 2018
  14. Journal Watch 海外の看護学研究から学ぶ 米国の看護研究チームの活動を知る 項目反応理論モデルを用いた二次分析, 看護研究, 48巻, 5号, pp. 512-514, 2015
  15. 特別養護老人ホームで入居者を看取った家族介護者の経験, 老年看護学, 19巻, 1号, pp. 34-42, 2014
  16. 治療・療養過程での課題の可視化と看護の取り組み(第7回) 未治療の病と生きることの難しさとそれを支えるケア PSAによる前立腺がんの早期発見がもたらすもの, 看護実践の科学, 36巻, 8号, pp. 52-56, 2011
  17. 無治療の前立腺がんとともに生きる人々の体験と看護支援のあり方の検討, 日本がん看護学会誌, 21巻, 1号, pp. 22-30, 2007

著書等出版物

  1. 最新老年看護学 第4版 2024年版, 第6章A ライフサイクルの変化と家族介護者の健康・生活, 日本看護協会出版会, 2024年, 教科書, 共著
  2. 緊急度・重症度からみた 症状別看護過程+病態関連図  第4版, 乏尿・無尿・尿閉のある患者の看護,膿尿のある患者の看護,血尿のある患者の看護, 医学書院, 2023年, 単行本(学術書), 共著
  3. 最新老年看護学 第4版 2023年版, 第6章A ライフサイクルの変化と家族介護者の健康・生活, 日本看護協会出版会, 2023年, 教科書, 共著
  4. 最新老年看護学 第4版 2022年版, 第6章A ライフサイクルの変化と家族介護者の健康・生活, 日本看護協会出版会, 2022年, 教科書, 共著
  5. 病期・病態・重症度からみた 疾患別看護過程+病態関連図 第4版, 腎腫瘍(腎細胞癌)患者の看護,膀胱癌患者の看護,前立腺肥大症患者の看護,前立腺癌患者の看護, 医学書院, 2020年, 単行本(学術書), 共著
  6. 緊急度・重症度からみた 症状別看護過程+病態関連図 第3版, 乏尿・無尿・尿閉のある患者の看護,膿尿のある患者の看護,血尿のある患者の看護, 医学書院, 2019年, 単行本(学術書), 共著
  7. 病期・病態・重症度からみた 疾患別看護過程+病態関連図 第3版, 腎腫瘍(腎細胞癌)患者の看護,膀胱癌患者の看護,前立腺肥大症患者の看護,前立腺癌患者の看護, 医学書院, 2016年, 単行本(学術書), 共著
  8. パーフェクト臨床実習ガイド 成人看護Ⅰ 急性期・周手術期 第2版, 経尿道的前立腺切除術(TUR-P), 照林社, 2016年, 単行本(学術書), 共著
  9. 緊急度・重症度からみた 症状別看護過程+病態関連図 第2版, 乏尿・無尿・尿閉のある患者の看護,膿尿のある患者の看護,血尿のある患者の看護, 医学書院, 2014年, 単行本(学術書), 共著
  10. 病期・病態・重症度からみた 疾患別看護過程+病態関連図 第2版, 腎腫瘍(腎細胞癌)患者の看護,膀胱癌患者の看護,前立腺肥大症患者の看護,前立腺癌患者の看護, 医学書院, 2012年, 単行本(学術書), 共著
  11. 緊急度・重症度からみた 症状別看護過程+病態関連図, 乏尿・無尿・尿閉のある患者の看護,膿尿のある患者の看護,血尿のある患者の看護, 医学書院, 2011年, 単行本(学術書), 共著
  12. 人体の構造と機能からみた 病態生理ビジュアルマップ[3] 代謝疾患,内分泌疾患,血液・造血器疾患,腎・泌尿器疾患, 腎腫瘍(腎細胞癌)患者ケア,膀胱癌患者ケア,前立腺肥大症患者ケア,前立腺癌患者ケア, 医学書院, 2011年, 単行本(学術書), 共著
  13. 病期・病態・重症度からみた 疾患別看護過程+病態関連図, 腎腫瘍(腎細胞癌)患者の看護,膀胱癌患者の看護,前立腺肥大症患者の看護,前立腺癌患者の看護, 医学書院, 2008年, 単行本(学術書), 共著
  14. パーフェクト臨床実習ガイド 成人看護Ⅰ 急性期・周手術期, 経尿道的前立腺切除術(TUR-P), 照林社, 2007年, 単行本(学術書), 共著

招待講演、口頭・ポスター発表等

  1. Nursing practice for detecting changes in residents' conditions in long-term care facilities, Ogawara H, Fukahori H., Mashida,Y., Matsumoto S., Nasu K., IAGG Asia/Oceania Regional Congress 2023, 2023年, Yokohama
  2. 医療・福祉施設での身体拘束の義務について争われた裁判例の内容分析, 那須佳津美, 深堀浩樹,辻麻由美, 第43回日本看護科学学会学術集会, 2023年, 下関市
  3. 医療分野における成長マインドセットの関連因子:文献レビューを通して, 高瀬美由紀, 中吉陽子,上村千鶴,木佐貫尚美,山本久美子,那須佳津美, 第43回日本看護科学学会学術集会, 2023年, 下関市
  4. Long-term care nurses' perceptions of a good death for people with dementia: A qualitative descriptive study, Nasu K, Fukahori H, Miyashita M, 第42回日本看護科学学会学術集会, 2022年
  5. 認知症の人の死亡前1か月の救急搬送と救急受診の要因 遺族へのWeb調査の二次解析, 那須佳津美,深堀浩樹,廣岡佳代,遠藤拓郎,宮下光令, 日本家族看護学会第28回学術集会, 2021年
  6. Rebuilding and guiding a care community: A grounded theory of end-of-life nursing care practice in long-term care settings, Nasu K, Sato K, Fukahori H, 2020年
  7. End-of-life nursing care practice in long-term care settings: A qualitative systematic review, Nasu K, Konno R, Fukahori H, 第40回日本看護科学学会学術集会, 2020年
  8. A meta-synthesis of the end-of-life nursing care for older adults in long-term care settings, Nasu K, Fukahori H, Okumura A, 19th East Asian Forum of Nursing Scholars, 2016年
  9. The relationships between self-care ability to manage cancer-related pain, and pain intensity and pain interference in urological cancer patients in Japan, Fujimoto Y, Miyashita M, Matsubara A, Nasu K, Oncology Nursing Society 39th Annual Congress, 2014年
  10. Family caregivers’ experiences with frail older adults living and dying in nursing homes, Nasu K, Fukahori H, Shimo M, The 20th IAGG World Congress of Gerontology and Geriatrics, 2013年
  11. Unmet information needs and quality of life in postoperative lung cancer patients in Japan, Okuno R, Miyashita M, Nakamura H, Taniguchi Y, Ogusa T, Nasu K, Oncology Nursing Society 38th Annual Congress, 2013年
  12. Experiences of chemotherapy-related cognitive impairment in young breast cancer survivors in Japan, Ueoka Y, Miyashita M, Kadoya T, Nasu K, Oncology Nursing Society 38th Annual Congress, 2013年
  13. 特別養護老人ホームで入所者を看取る介護職員の経験, 那須佳津美, 日本老年看護学会第18回学術集会, 2013年
  14. 特別養護老人ホームで入所者の死を看取った家族の看取りの場の選択における経験, 那須佳津美,宮下美香, 第9回広島保健学学会学術集会 第13回広島保健福祉学会学術大会 合同学会, 2012年
  15. 看護学専攻学生に対する卒前教育としての脳卒中講義と診察講習の効果について, 那須佳津美、宮下美香、大槻俊輔、細見直永、宮地隆史、山脇健盛、松本 昌泰, 第52回日本神経学会学術大会, 2011年
  16. 無治療の前立腺がんと共に生きる人々の体験と看護支援のあり方の検討, 芦沢佳津美、井上智子, 第25回日本看護科学学会学術集会, 2005年

外部資金

競争的資金等の採択状況

  1. 科学研究費助成事業助成金(若手研究), 認知症の人の家族の死に対する準備性尺度日本語版の開発, 2022年, 2025年
  2. 科学研究費助成事業助成金(基盤研究B), 高齢者施設・住まいにおける避けられる救急搬送・入院を削減する複雑介入の開発, 2020年, 2025年
  3. 科学研究費助成事業助成金(若手研究B), 特別養護老人ホームにおける終末期ケアの質向上のための教育プログラムの開発, 2012年, 2014年

社会活動

学術雑誌論文査読歴

  1. 2024年, Journal of Nursing Management, 2
  2. 2024年, BMC Palliative Care
  3. 2023年, BMC Geriatrics, 3
  4. 2023年, BMC Nursing, 5
  5. 2023年, Archives of Public Health, 2
  6. 2022年, Archives of Public Health, 2
  7. 2022年, BMC Geriatrics
  8. 2022年, Global Qualitative Nursing Research, 2
  9. 2022年, BMC Nursing
  10. 2022年, BMC Health Services Research, 2
  11. 2022年, BMC Medical Education, 2
  12. 2021年, Geriatrics & Gerontology International, 2