SCHLARB HANS MICHAELHANS MICHAEL SCHLARB
Last Updated :2024/10/01
- 所属・職名
- 大学院人間社会科学研究科 准教授
- メールアドレス
- schlarbhiroshima-u.ac.jp
- 自己紹介
- 専門はドイツ文学(近代)。啓蒙時代以降、社会が多様化し始める。宗教などその他の権威機関によるアイデンティティーの定義が徐々に拘束力を失いつつある中で、文学においても18世紀から新しい価値観の模索が行われていた。そうした試みを特に社会変動の著しい時期、中でも19世紀のリアリズム文学、とりわけ19世紀後半のドイツ文学においてもっとも注目すべき作家フォンターネの小説群を対象に研究している。
教育活動
授業担当
- 2024年, 教養教育, 1ターム, ベーシック・ドイツ語I
- 2024年, 教養教育, 1ターム, ベーシック・ドイツ語I
- 2024年, 教養教育, 2ターム, ベーシック・ドイツ語II
- 2024年, 教養教育, 2ターム, ベーシック・ドイツ語II
- 2024年, 教養教育, 3ターム, ベーシック・ドイツ語III
- 2024年, 教養教育, 4ターム, ベーシック・ドイツ語IV
- 2024年, 学部専門, セメスター(前期), ドイツ語中級総合演習 I
- 2024年, 学部専門, セメスター(後期), ドイツ語中級総合演習Ⅱ
- 2024年, 学部専門, セメスター(後期), ドイツ語中級聴取法演習 II
- 2024年, 学部専門, セメスター(前期), ドイツ語文章法演習
- 2024年, 学部専門, 3ターム, Invitation to World Literature (世界文学への誘い)
- 2024年, 学部専門, セメスター(後期), ドイツ文化論
- 2024年, 修士課程・博士課程前期, 1ターム, 異文化理解
研究活動
学術論文(★は代表的な論文)
- Hoffmanns Erzählstrategie im "Goldenen Topf" und ihre lebensweltliche Grundlage, ドイツ文学論集, 46巻, pp. 21-37, 2013
- Angstmechanismen. Sozialpsychologische und politische Faktoren in "Effi Briest", Journal of the School of Letters, 5巻, pp. 31-46, 2009
- W・ラーベの作品群におけるユダヤ人像--『ライラックの花』の意義を求めて, 名古屋大学文学部研究論集 (文学), 53巻, pp. 59-85, 2007
- 翻訳 フリードリヒ・ヘッベル:ハイトフォーゲル氏とその家族, ドイツ文学研究, 37号, pp. 193-204, 2005
- "Gelöstes Haar". Ein Nachtrag zur Adaption japanischer Kurzgedichtformen, ドイツ文学論集, 28号, pp. 47-56, 1995
- Der "eigenwillige" Erzähler - Umwege der Interpretation von "Katz und Maus", 名古屋大學文學部研究論集(文学), 43巻, pp. 131-158, 1997
- ★, 仮面と虚構ーー鷗外の『かのように』における国家と知識人, 中村靖子編『虚構の形而上学』, pp. 135-177, 2015
- 社会の変動と不安ーー『エフィ・ブリースト』を例に, 中村靖子編『交響するコスモス』下巻, pp. 221-252, 2010
- Formen und Folgen vorenthaltener Anerkennung in "Effi Briest", 欧米文化研究, 23巻, pp. 47-69, 20161227
- Gesellschaftlicher Wandel und Ressentiment in Fontanes "Cécile", 欧米文化研究, 27巻, pp. 1-21, 20201227
著書等出版物
- 2022年11月30日, 「フォンターネの『セシールの秋』における観察・推測・感情ーー現実構成を導く基礎的情動状態」、中村靖子編『予測と創発――理知と感情の人文学 』春風社, 2022年, 11, 単行本(学術書), 分担執筆, 日本語, 4861108365, 505, 117-157
- 2010年, 「悪」の文学史 : グリム, ホフマン, トラークル, イェリネクを道標として, 日本独文学会, 2010年, その他, 編著, 日本語, ドイツ語, 中村靖子, Hans-Michael Schlarb 編, 9784901909716, 75, 19-40
- 2019年02月18日, 「啓蒙の時代の処方箋:近代的疎外を緩和するポエジー ホフマン『黄金の壺』を手掛かりに」、中村靖子編『非在の場を拓く : 文学が紡ぐ科学の歴史』春風社, 春風社, 2019年, 2, 単行本(学術書), 共著, 日本語, 中村靖子, H.M.シュラルプ, 松井裕美, 大林侑平, 中川拓哉, 池野絢子, 越智和弘, 大平英樹, 三浦俊彦, 9784861106354, 585, 99-142, 99-142