池田 敦子ATSUKO IKEDA

Last Updated :2024/04/03

所属・職名
大学院統合生命科学研究科 助教
メールアドレス
atsukoikedahiroshima-u.ac.jp
自己紹介
【酵母におけるオルガネラホメオスタシスに関する研究】  出芽酵母は真核細胞のモデル生物であり、細胞内の複雑な仕組みはヒトとよく似ています。細胞内には脂質の膜によって包まれた様々なオルガネラが存在しており、それぞれが独立した区画内で個々の役割を発揮しています。また、それらは互いに協調し合いながら機能することで、細胞全体の生命活動は営まれています。そのような細胞内の協調性を維持するために重要となる“脂質を利用したオルガネラ間のコミュニケーション”に着目して、私たちは研究を行っています。例えば、脂質がどのように運ばれるのか、そして脂質がオルガネラの形態や機能にどのように働きかけているのかについて、生物が普遍的に持つメカニズムを解明したいと考えています。  一方で出芽酵母はアルコール醸造やパン発酵にも活躍していますが、これらの産業的な発酵生産環境は酵母にとって過酷なストレス環境にあたります。そこで、ストレスに対して酵母が備えるメカニズムを理解し、得られた知見を活用することで、産業利用酵母の品質や生産向上など酵母に関する産業技術の高度化に貢献することを目指しています。

基本情報

学位

  • 修士(農学) (広島大学)
  • 博士(農学) (広島大学)

教育担当

  • 【学士課程】 生物生産学部 : 生物生産学科 : 分子農学生命科学プログラム
  • 【博士課程前期】 統合生命科学研究科 : 統合生命科学専攻 : 食品生命科学プログラム
  • 【博士課程後期】 統合生命科学研究科 : 統合生命科学専攻 : 食品生命科学プログラム

教育活動

授業担当

  1. 2024年, 学部専門, セメスター(後期), 卒業論文I
  2. 2024年, 学部専門, セメスター(前期), 卒業論文II
  3. 2024年, 学部専門, セメスター(後期), 卒業論文III
  4. 2024年, 学部専門, 集中, 分子農学生命科学実験III

研究活動

学術論文(★は代表的な論文)

  1. Osh proteins regulate COPII-mediated vesicular transport of ceramide from the endoplasmic reticulum in budding yeast, Journal of cell science, 127巻, 2号, pp. 376-387, 2014
  2. Sphingolipids regulate telomere clustering by affecting the transcription of genes involved in telomere homeostasis, Journal of cell science, 128巻, 14号, pp. 2454-2467, 2015
  3. Complementation analysis reveals a potential role of human ARV1 in GPI anchor biosynthesis, Yeast, 33巻, 2号, pp. 37-42, 2016
  4. Sphingolipid/Pkh1/2-TORC1/Sch9 Signaling Regulates Ribosome Biogenesis in Tunicamycin-Induced Stress Response in Yeast, Genetics, 212巻, 1号, pp. 175-186, 2019
  5. Cold-sensitive phenotypes of a yeast null mutant of ARV1 support its role as a GPI flippase, FEBS letters, 594巻, 15号, pp. 2431-2439, 2020
  6. Ceramide chain length-dependent protein sorting into selective endoplasmic reticulum exit sites, Science advances, 6巻, 50号, pp. eaba8237, 2020
  7. ★, Tricalbins Are Required for Non-vesicular Ceramide Transport at ER-Golgi Contacts and Modulate Lipid Droplet Biogenesis, iScience, 23巻, 10号, pp. 101603, 2020
  8. Protocol for measuring sphingolipid metabolism in budding yeast, STAR Protoc., 2巻, 2号, pp. 100412, 2021
  9. 脂質を動かす酵母Oshタンパク質ファミリー(オルガネラ膜接触部位におけるOshの役割), 化学と生物, 53巻, 4号, pp. 212-214, 2015
  10. Structural analysis of the GPI glycan, PloS one, 16巻, 9号, 2021
  11. Membrane Contact Sites in Yeast: Control Hubs of Sphingolipid Homeostasis, Membranes, 11巻, 12号, 2021
  12. Quality-controlled ceramide-based GPI-anchored protein sorting into selective ER exit sites, Cell reports, 39巻, 5号, 2022
  13. The Ceramide Synthase Subunit Lac1 Regulates Cell Growth and Size in Fission Yeast, International journal of molecular sciences, 23巻, 1号, 2022
  14. Vacuole membrane contact sites regulate liquid-ordered domain formation during glucose starvation., FEBS letters, 597巻, 11号, pp. 1462-1468, 2023

招待講演、口頭・ポスター発表等

  1. 出芽酵母におけるセラミドホメオスタシス, 池田敦子, 日本農芸化学会中四国支部 第 34 回若手研究者シンポジウム, 2022年05月20日, 招待, 日本語, 広島大学 ミライクリエ 多目的スペース
  2. Osh proteins regulate COPII-mediated vesicular transport of ceramide from the endoplasmic reticulum in budding yeast, FEBS workshop: Lipids as molecular Switches, 2014年08月26日, 招待, 英語, Island of Spetses, Greece

受賞

  1. 平成26年度 広島大学大学院生物圏科学研究科 研究科長賞
  2. 酵母遺伝学フォーラム第47回研究報告会 ベストポスター賞
  3. 平成25年度 広島大学生物生産学部 学部長賞
  4. 平成25年度 広島大学 学長賞
  5. 第38回日本農芸化学会中四国支部 学生奨励賞
  6. 第31回YEAST WORKSHOP ベストポスター賞

外部資金

競争的資金等の採択状況

  1. 科学研究費助成事業(若手研究), セラミド非小胞輸送に関与する新規タンパク質の同定と機能解明, 2022年, 2024年
  2. 科学研究費助成事業(研究活動スタート支援), オルガネラ膜コンタクトを介したセラミド輸送の分子機構の解明, 2021年, 2022年
  3. 公益財団法人高木俊介パン科学技術振興財団 2021年度研究助成
  4. 平成30年度科学研究費助成事業 特別研究員奨励費DC2
  5. 広島大学校友会 平成26年度研究助成金